検索窓のないネットショップ〜「直感的」なショッピングとは〜
花粉症が本格的に辛くなってきましたね
こんにちは。クリエイター育成協会の鶴岡です。
突然ですがこのようなサイトを見つけました。
Cekevy
何となく気になったのがこのCelevyというサイトが
「直感オンラインモール」と呼ばれていること。
初め私の頭に浮かんだのは
「直感」=実店舗でのお買い物により近い形でショッピングを楽しめる
というイメージでした。
しかし、実際にサイトを見てみると、
確かにおしゃれですがこれのどこが「直感」なの?という感じ。
どうやら私のイメージは間違っていたようです。
ではCelevyのどこが「直感」的なのかを
今週は調べていきたいと思います。
Celevyは公式でこんな動画を上げています。
この動画ではCelevyは「ウィンドウショッピングサービス」と呼ばれています。
ウィンドウショッピングといえばショッピングモールやデパートを
特に目的もなくぶらぶらして、気になった商品があれば
そこのお店に入ったりするというイメージを私は持っています。
実はこの「目的もなくぶらぶら」ショッピングできるようなサイトこそ
Celevyの目指す「直感オンラインモール」なのです。
Celevyのプレスリリースにこんな一文が載っていました。
大手ネットモールなどを利用する方々は、その多くが「目的買い」です。目的買いは「あらかじめ知っている情報」を基に膨大な商品群より選ぶ時には便利ですが、消費者が「まだ知らない」商品に出会える機会は、そう多くありません。
Celevyとamazonや楽天を見比べてみて下さい。
一カ所、決定的に異なるポイントがあります。
Celevyには検索窓がないのです。
普段我々はネットでショッピングする際何らかの問題や欲求を抱えていて、
それらを検索窓に入力することで最適なサービスを受けることができます。
Celevyはそのようなサービスをあえて行わないことで
より自分の感性・直感だけで商品を選べるウィンドウショッピングに近い体験を
我々に提供しようとしているのです。
もう皆さんお気づきかと思いますが、
Celevyが「直感オンラインモール」呼ばれる理由は、
こうした他のネットショップにはない
「直感」的に商品を選ぶことができる体験を提供しているからなんですね。
先週はネットショップにおける検索窓の重要性について学びましたが、
Celebyの場合逆転の発想で検索窓をなくすことで、
ネットショップでは難しい「直感」的に商品を探すという体験を可能にしました。
扱う商品やサービスの違いではなく
商品にたどり着くまでの「体験」をコーディネートすることで
他のサイトとの差を出している点が非常に興味深く感じられました。
皆さんんもサイトのデザインを考える際には、
どういったインターフェースがお客様にどのような体験を与えるのか
一度考えてみてはいかがでしょうか?
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本日の更新者:
鶴岡
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