悪天候の時の味方!ネットスーパーの今とこれからを考える
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おはようございます!木曜日のテーマはECです。
猛暑に台風、夏の厳しい時期がついに到来しましたね。
外に出るのすら大変な季節です。
そんな天候だからこそ、日々の買い物に「ネットスーパー」を利用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
今日は、そんなネットスーパーの現状をお伝えし、ネットスーパーのこれからを考えます。
ネットスーパーが広まった要因
ネットスーパーはここ数年で急速に広まりました。
総務省の情報通信白書 平成24年版によると、主な要因は
- 全国規模での有線、無線ブロードバンドの環境が整備されたから
- スマートフォン、タブレット端末が普及し、どこにいても気軽にインターネットが使えるようになったから
の2点が挙げられています。
そういったインターネットや端末の普及加えて、猛暑や豪雨など、夏場の悪天候による外出控えも、ネットスーパーが広まった要因のひとつです。
ネットスーパーの利用率は?
ネットスーパーがどういうものかは知っているけど、実際に使っているという人の割合は低いです。
2014年に実施された「ネットスーパーについてのアンケート」では、認知率が全体の9割を占めるのに対し、利用率は2割にとどまっています。
また、ネットスーパーが利用される日というのは集中しています。
猛暑や台風などの悪天候時に、注文が集中するのです。(東洋経済ONLINEより)
そのため、皆さんがそういう天候の時に利用がしたいと思っても、注文が集中しているため、配達が遅れてしまうということも出てきてしまいます。
ネットスーパーは日常の買い物を行う場としては、まだ普及途上であると言えます。
というのも、送料がかかるから利用しない、自分で商品を選びたいから利用しないと考えて利用しない人もいるからです。
ネットスーパーのこれから
食品、生鮮食品や医薬品も購入でき、即日配達ができ、利便性の高いネットスーパーですが、まだまだ発展途上のEC領域です。
配送料無料の値段設定が高いネットスーパーが多いため、利用者はまとめ買いをして、頻繁にネットスーパーを利用しづらいという現状があります。
なので、ペットボトルなどの重いものはネットスーパーでまとめ買いをし、日常の買い物は近くの実店舗に出向く、という買い物の形が広まるのではないかと思います。
食べ物は自分の目で選びたい、新しい商品は手にとって見てから買いたい、と考える人もいるので、日常の買い物全てをネットスーパーで行う、という買い物の形が、一般的にまで普及するのは、当分難しいでしょう。
参考ページ
「情報通信白書 平成24年版」総務省(2012年)
「猛暑が思わぬ追い風、ネットスーパーに光 顧客基盤の拡大とともに採算も改善基調に」東洋経済ONLINE(2013年)
「岐路を迎えたネットスーパー ~サミットネットスーパーの撤退を読む~」J-marketing.net(2014年9月)
「ネットスーパーの利用についてのアンケート」レポセン(2014年10月)