音楽聴き放題!「定額制音楽配信サービス」とは
【こちらの記事は、約5分程でお読みいただけます。】
突然ですが、みなさんは音楽をどのように聴いていますか?
CDを買って聴く!という人もいれば、Youtubeで好きな音楽の動画を再生する、もしくは音楽をダウンロード購入してスマートフォンなどで聴いているという人も多いでしょうか。
今回は、そんな音楽の聴き方の新しい形「定額制音楽配信サービス」についてまとめました。
定額制音楽配信サービスとは?
ひと月定額料金を払って、曲が聴き放題になるサービスです。
大きな特徴は、「ストリーミング再生」で音楽を聴く点です。
従来のiTunesなどの音楽サービスは、曲をダウンロードして、自分のデバイス(iPhone、iPadなど)に保存していました。
しかし、ストリーミング再生は聴きたい音楽を、サーバーから読み込んで再生します。
そのため、自分のデバイスに音楽を保存することなく、たくさんの音楽を聴くことができます。
この定額制音楽配信サービスの日本で代表的な4つのサービスを今回は紹介します。
そして、そのサービスを提供する1社のAppleが、なぜ定額制音楽配信サービスを始めたのか、ということも紹介します。
4つの代表的サービス
Google Play music
https://play.google.com/music/
料金:980円(10月18日までの登録者は780円)
曲数:3500万曲以上
曲数は国内最大で、AppleのiOSを使っている人も利用することができます。
Apple Music
http://www.apple.com/jp/music/
料金:980円
曲数:3000万曲以上
現在、3カ月無料トライアルを受付中です。曲は特に洋楽が充実しています。
LINE music
https://music.line.me/
料金:1,000円(iOS版:1,080円)
曲数:150万曲以上
LINEの友だちに、メッセージと曲を一緒に送信することができます。
また、学生向けに1カ月600円で利用可能な学割料金の設定もあります。
AWA
http://awa.fm/
料金:960円
曲数:数百万曲
サイバーエージェントとエイベックスが提供しているサービスです。曲は邦楽が充実しています。
ここでひとつ疑問が生まれませんか?
それは「なぜ、これらの会社が定額制音楽配信サービスを開始したのか」ということです。
今回は、Apple社がこのようなサービスに乗り出したのかを説明した記事「なぜ音楽は定額制配信へ向かうのか」があったので、それを要約してお伝えします。
なぜAppleはApple musicを開始したのか
海外では、スウェーデンのSpotify(日本ではサービス未提供)が2008年に定額制音楽配信サービスをスタートします。それがヨーロッパ・アメリカを中心に爆発的に普及し、同様のサービスでは世界最大のユーザーを抱えています。
Spotifyの拡大、またネット環境整備によって「YouTubeで音楽を聴く」ことも広まり、iTunesの売上が減少しました。
こうして、人々は音楽をダウンロードをする必要がなくなりました。
スマートフォンと高速な通信回線の普及で、音楽は「所有」から「アクセスする」時代に変わったのです。
つまり、音楽は所有する時代からアクセスする時代へと移り、Appleも定額制音楽配信サービスに乗り出したのです。
さいごに
あなたが最後にCDを購入したのはいつですか?
あなたは最近どのように、どんなサービスを使って音楽を聴きましたか?
音楽の聴き方が、また新しく増えた今回の「定額制音楽配信サービス」。
他国と比べてCDの割合がまだまだ高い日本の市場を、変えることになるのでしょうか?
定額制が今後の「音楽の聴き方」を語る上で外せない、ひとつの転換点と言えます。
参考
「なぜ音楽は定額制配信へ向かうのか」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/enomotomikiro/20150702-00047035/