ECが可能にする新しい働き方〜クラウドソーシングとは〜
みなさんは「クラウドソーシング」ってご存知ですか?
wikipediaによればクラウドソーシングとは
「狭義では不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態」
とのことで、私の知っているものでは「ランサーズ」等が該当します。
インターネットを通じでお仕事を受注することができ、
またそのジョブに対して対価を受け取るやり取りもウェブ上で行なう事ができる、
という点でクラウドソーシングもまたEコマースの一つであるといえます。
近年、このようにEコマースを利用した新しい働き方が増えてきています。
今回は、その事について考えていきたいと思います。
ランサーズの場合
では、ランサーズを例にクラウドソーシングとはどのようなものなのか、
見ていきましょう。
こちらがランサーズのURLになります。
http://www.lancers.jp/
「ランサーズ」というサイト名は「フリーランス」という、
会社に所属せず個人で業務を請け負う人々の呼び名からつけられています。
ランサーズではお仕事を不特定多数の人に依頼する事が可能です。
また、クライアントは企業である必要はなく個人から仕事を依頼する事も可能です。
例えば親族のお祝いの席で流す動画の制作みたいなお仕事なんかがあるみたいです。
そのためフリーランスの方を一つの企業とした場合、
ランサーズはEコーマス的に次のように分類する事ができます。
「B2C(Business to Cunsumer)」の場合と
「B2B(Business to Business)」の場合の2つです。
また、仕事の進め方を
「コンペ」「プロジェクト」「タスク」
の3つの中から選ぶ事ができます。
<コンペ>
仕事依頼に対する計画を募集し、仕事をする人を選んでから作業を開始する方式です。
<プロジェクト>
複数の提案を集め、その中から気に入ったものを選ぶ方式です。
<タスク>
単純作業を依頼し、多数の人が同時にひとつの依頼作業を行なう仕事方式です。
(「ランサーズ」サイトより)
誰でもやれるようなシンプルな単純作業であれば「タスク」、
ロゴのデザイン等のような限られた予算の中でも
クオリティを追求したいような仕事の場合は「コンペ」や「プロジェクト」など、
仕事に合ったやり方を選ぶ事ができる、という訳です。
実はこんな経験が…
実は以前仕事でランサーズにデザインの仕事を発注したことがあるのですが、
かなり予算が限られていたこともあってか
ランサーズより上がってきたデザインはかなり微妙だった…
という結果になってしまいました。
予算にもよるとは思うのですが、
こういった結果もまたあるようです。
その点から考えると「タスク」形式で進めることのできるような、
単純作業なんかだと非常に有効に活用できそうな印象がありますね。
広がるクラウドソーシング
現在、ランサーズ以外にもクラウドソーシングサービスは数多く存在します。
例えば「Viibar」というサイトは映像制作に特化したクラウドソーシングサービスです。
Viibar
http://viibar.com/
個人的な意見を言えば、
「ランサーズ」での失敗の経験があることもあって、
ちょっと心配なイメージはあるのですが、
こちらのサービスを選ぶクライアントが増えているというお話があったり、
「Viibar」の制作事例なんかを見てみると中々良いクオリティだったりで、
映像業界でもクラウドソーシングの流れは見逃せないものになってきています。
そしてそんな中、映像業界でクラウドソーシング以上に新しい働き方が生まれようとしています。
次回以降の記事でそちらも紹介していければと思います。
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本日の更新者:
鶴岡
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