もうひとつのオリンピック「パラリンピック」をご存知ですか?
おはようございます!
日に日に、空が高くなり、秋の気配がしてきました。
気持ちの良い季節になってきましたね^^
世間では、2020東京オリンピックの国立競技場から、エンブレム問題などなど、色々と騒がれています。
東京オリンピックは、まだ少し先のお話ですが、今日は、もう一つのオリンピック、パラリンピックについてご紹介したいと思います。
パラリンピックの意味
パラリンピック(英語: Paralympic Games)は、国際パラリンピック委員会が主催する主に肢体不自由の身体障害者(視覚障害を含む)を対象とした競技大会の中で世界最高峰の障害者スポーツ大会。オリンピックと同じ年に同じ場所で開催されている。
【参考】ウィキペディアより
元来 Paralympic はparaplegia(=麻痺(まひ))とOlympicsとからの造語だったが、paraを「もう一つの」の意(parallel)に取り、正式名称となった。
パラリンピックの歴史
パラリンピックの原点とされるのは、1948年7月にロンドン郊外のストーク・マンデビル病院で行われたアーチェリー大会。同病院には44年、戦闘激化に備えて脊髄(せきずい)損傷科が新設された。初代科長のルートビヒ・グトマン医師は、患者にスポーツによるリハビリを推奨しました。
大会はリハビリの成果を披露する場として、48年のロンドン五輪に合わせて開かれ、その後、会は毎年行われ、競技数も増えていったとされています。
【参考】五輪毎日より
競技種目について
パラリンピックには、どういった競技種目があるのでしょうか。
夏季競技大会と冬季競技大会それぞれ、合わせて25種目開催されています。
夏季20競技
- アーチェリー
- 陸上競技
- ボッチャ
- 自転車
- 馬術
- 5人制サッカー
- 7人制サッカー
- ゴールボール
- 柔道
- パワーリフティング
- ローイング
- セーリング
- 射撃
- 水泳
- 卓球
- シッティングバレーボール
- 車椅子バスケットボール
- 車いすフェンシング
- ウィルチェアーラグビー
- 車いすテニス
冬季5競技
- アルペンスキー
- バイアスロン
- クロスカントリースキー
- アイススレッジホッケー
- 車いすカーリング
ちなみに、夏季に行われている、ボッチャという競技は初めて聞かれたという方も多いのではないでしょうか。
ボッチャとは?
ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツです。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプ)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。
【参考】日本ボッチャ協会
また、シッティングバレーボールは、座った姿勢でプレイするバレーボール。
ゴールボールは、目隠しながら鈴の入ったボールを転がし合い、ゴールを狙う競技です。
パラリンピック以外の国際大会
パラリンピックは厳しい条件をクリアした、世界のトップアスリートだけが出場できる国際競技大会ですが、その他にも、障がいの特性に合わせた国内外の大会がたくさんあります。
下記は、代表的なものになります。
デフリンピック
聴覚に障がいのある方の国際総合競技大会です。
参加資格は、補聴器をはずした裸耳状態での聴力損失が55デシベルを超え、各国のろう者スポーツ協会に登録している者とされている。安全性を確保するために、競技中の補聴器の使用は禁止されており、足下のライトの点灯でスタートを知らせたり、わかりやすく旗を振ったりするなど、各競技それぞれで視覚を使った競技運営が行われている。
INASグローバル競技大会
知的障がい者のスポーツを統括する国際知的障害者スポーツ連盟が運営する国際総合競技大会です。2011年にイタリアで行われた第3回大会では、陸上競技、自転車、フットサル、水泳、卓球、テニス、バスケットボールの7競技が実施された。
IBSA世界選手権大会
視覚障がい者のスポーツを統括する国際視覚障害者スポーツ連盟が運営する国際総合競技大会です。2011年にトルコで行われた第4回大会では、陸上競技、チェス、5人制サッカー(B1)、5人制サッカー(B2/B3)、ゴールボール、柔道、パワーリフティング、水泳の8競技が実施された。
おわりに
オリンピックの競技は、詳しくても、パラリンピックについては未知の世界・・・という方も多いのではないのでしょうか。
私も、今回この記事を書くまでは、たくさんの大会や競技があることも知りませんでした。
以前紹介させていただいた記事で、wheelchair-football-japanさんがされている活動を紹介させていただきました。
普段から車いすを使われている障がいのある方だけでなく、障がいのない方が車椅子に乗り一緒になってスポーツを楽しむという内容でした。
こういった取り組みを通して、
たまには肩の力を抜いて、楽しむ事を原点に、障がいのあるなしに関わらず、色々な方と関わっていけたらいいですね。