職場で必要な「 三つのケア 」
先日、見学させていただいた企業様で、とても勉強になる言葉を聞きました。
「職場で必要なのは、三つのケア!ですよ。」というお言葉でした。
「3つのケア」 〜「 ラインケア 」「 フラットケア 」「 セルフケア 」〜
会社にとって大切なものは、「人」
人がいないと、会社は成り立ちません。
そして、
その人が、心も身体も「不健康」であると、会社も「不健康」です。
不健康であることで、生み出されることは、ネガティブなことでしかありません。
じゃあ、どうすればよいか。
そこで、「三つのケア」です。
ラインケア
「ラインケア」は、管理監督者が、部下の話を積極的に聴き、職場の人間関係の
把握や心の健康問題の早期発見・適切な対応を行ったり、
部下がその能力を最大限に発揮できるよう、部下の価値観や考え方、行動様式を
理解するように努めることです。
管理監督者や上司は、部下の仕事ぶり等を見て、
「こうしろ!あぁ〜しろ!」等と、指示を出してしまったり、
部下のやり方を否定したりすることも、少なくないと思います。
確かに仕事の先輩として、指示を出してやり方を教授した方が、
スムーズに迅速に仕事が終わるかもしれません。
ですが、そうではなくて、
部下の考え方や、見解を理解した上で、どうすればベストなのかを、一緒に
考えることの出来る職場の人間関係が、
上司として、管理監督者としては、必要なケアなのです。
フラットケア
「フラットケア」は、職場の同僚が、体調不良やメンタル不調の兆候があった場合、
その同僚の話を積極的に聴くことです。そして、相手の気持ちを「受容」します。
必要だと感じれば、専門家への相談等を勧めたりすることもあります。
ですが、決して
「あなたはおかしい!間違ってる!」なんて言葉は、言ってはいけません!
相手の気持ちをしっかり理解し、受け入れてあげてください。
そのような関係性が築ける職場こそが、「フラットケア」が出来ているのです。
セルフケア
そして、最後に皆さんが聞き慣れている、「セルフケア」。
自分自身で行うケアのこと。
労働者自身が、自らのストレスに気付いて、予防やケアをすること。
職場では、いろんなストレスがあります。
ですので、一つ一つ対処していくことは大変だと思いますが、
様々なストレスに対して、ストレス軽減できる手段や方法を、
見つけ出しておくことも必要です。
サイト紹介
東京都労働相談情報センターのサイトでは、
「ラインケアとセルフケア」として、説明されています。
http://www.kenkou-hataraku.metro.tokyo.jp/mental/about/line_self.html
また、上記サイトにも、中央労働災害防止協会の
職業性ストレス簡易評価ホームページのリンクがありますが、
以下に記載しておきます。
http://www.jisha.or.jp/web_chk/strs/index.html
こちらのサイトでは、ストレス診断出来ますので、やってみてください。
今のあなた自身を、理解することから、セルフケアの始まりです。
職場では、この三つのケアが、全てそろってこそ、快適な職場になります。
みなさまが、職場の上司や部下、同僚を一人一人尊重し合いながら、
働ける職場の人間関係こそが、最大の仕事の成果につながるのです。
みなさんも、自分の心の声はもちろんのこと、
周りの心の声に、耳を傾けてみてください。
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本日の更新者:
ハヤシ
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