ステキなコミュニケーション(聞き手編)
先週月曜日の「ステキなコミュニケーション(話し手編)」に引き続き、
今日はコミュニケーションの中で、「どのようにお話を聞けばよいか」という
聞き手のお話です。
ちなみに、前回言い忘れたことが一つ。
ステキなコミュニケーションを実践する際、注意してほしいことがあります。
それは、仕事でのコミュニケーションです。
仕事内容のコミュニケーションについては、前者の立場で現実的な事実の話に、
徹底してください。
それでは、今回のテーマのお話。
「コミュニケーションでどのように話を聞けばよいか」
先週のたとえ話を引き続き使いたいと思います。
1「今日○○さんと、京都に観光に行って、京料理を食べて帰ってきました。」
2「今日○○さんと京都に観光に行って、あまりにもステキで、感動しました!
そして、京料理がとても美味しくて、充実した一日でした。
楽しかったです!」
まず、前回、前置きをさせていただきましたが、
「感情面に焦点を当てる」ことが、重要です。
上記の一例で言えば、
「京都に行って、観光して、京料理を食べた。」この事実話を、
聞き手としては、
「今までの人生の中で、同じ状況で経験をしたことがあるか?」という点です。
確かに、どのような形であれ、同じような経験はしたことがあるかもしれませんが、
その話し手の話を、他人である聞き手が、全くそっくりそのまま経験することは、
絶対に不可能です。
もし仮に、そっくりそのまま同じ経験を出来たとしても、
まずもって、内面で湧き起こる様々な感情が同じとは限りません。
ですが、感情に限って言えば、どんな方でも、今までの人生で、
「楽しい」「感動した」「悲しい」「悔しい」「不安」等のような
数えきれない様々な感情を、少なくとも感じたことがあると思います。
楽しかった思い出、辛かった思い出・・・たくさんありますよね。
出来事は違っても、気持ちは同じです。
話し手が「楽しかった!」とか「雨が降ってきて、残念でした・・・」等と
言葉で付け加えてくれれば、その気持ちを受け取り、
「楽しかったんですね!」や、「それは残念ですね・・・」などと、
言葉をかけてあげれば、話にふくらみを持たせることができます。
話し手が、言葉で感情面を表現しなかった場合は、
事実話を、「笑顔で」話しているとか「少し残念そうに」話しているとか、
聞き手として察知できれば、
「京都良かったんですね」とか「残念そうですが、何かあったんですか?」とか、
声をかけることも出来ます。
するとですね、まあ、おそらくたいていは(例外もあると思いますが)
「そうなんです」という言葉が、話し手から聞けると思います。
その後、話し手が、引き続き、
いろいろな京都観光での話をしてくれるかもしれませんし、また、
聞き手側も同じ気持ちになるような経験を、
その後付け加えてお話しすることもできます。
一例としてあげている京都観光話は、分かりやすい例ですので、
皆さん何となく、湧き起こる感情は、想像出来ると思いますが、
それでも、「何が言いたいの?」という、事実話もあると思います。
そういう場合は、
「自分なら、その経験をすれば、どういう気持ちになるか」を考えてみてください。
「うっとうしいだろうなぁ〜」とか「苦痛極まりないなぁ〜」とか、
「刺激的かも!?」とか、いろんな気持ちの表現はあります。
自分だったら「こう思う」「こういう気持ちになる」ということを、
想像して言葉にして、返してみてください。
すると、お互いに、
その表現された感情に付随した事柄で、話が膨らんでいくでしょう。
少し今回は、話が長くなりましたが、
前回と今回で、「ステキなコミュニケーション」について、お話しいたしました。
話し手、聞き手、両者ともに、ステキなコミュニケーションで、
笑顔の関係を、これからも築いていただければいいなと思っております。
今週も1日1日、皆さんの笑顔に出会いたいと思っております。
ごきげんよう
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本日の更新者:
ハヤシ
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