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Webディレクターにお悩み相談 vol.1:Webディレクターになるべきか、Webデザイナーになるべきか?

2016年05月12日高田
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【この記事は、約5分程でお読みいただけます】

「ディレクター」「デザイナー」…異業種からの転職ならどっちが良い??

こんにちは。クリエイター育成協会にて、『Webディレクション講座』を担当している高田です ^^。

本日は、受講者から質問やメッセージを頂いた内容に関して、インタビュー形式で答えていきたいと思います。

※本記事は、デジタルハリウッドさんにて行われている『Webディレクション講座』の受講生からいただいた質問をもとに作成しています。

Aさんからのご質問

「まずは、異業種からの転職を叶えたい!」という、Aさんからのご質問です。

Q:Webディレクターになるべきか、Webデザイナーになるべきか悩んでいます。
ディレクターって、何をやるのか、どうすればなれるものなのか、ざっくりで構いませんので教えてください。。
また、Webに興味はありますが、実はパソコンに弱いのも悩みの一つです。なんとかなるものでしょうか?

Aさん、ご質問いただき、ありがとうございます!
異業種からの転職、私もその一人ですので、業界のことがわからないまま不安なことも多いと思います。
まずは、この2つの職種の違いについて、考えていきましょう。

Webディレクターってどんなことをするお仕事だと思いますか??

「デザインする人」と「ディレクションする人」の違いでしょうか?

そもそも、『Webディレクター』と『Webデザイナー』の違いってなんでしょう。
肩書だけなら、結構漠然とする言葉であることが確かです。少し整理してみましょう。

Webディレクターが行う、2つの大きな役割

主にディレクターには、2つの役割があります。
1つ目は、「プロジェクト・マネージメント」としての役割です。クライアントの悩みをヒアリングして、デザイナーやコーダーさんに指示を出し、プロジェクトを完遂させる為に責任者として働くこと。スケジュールを組み、計画通りに進行するよう調整する動きを行います。

また、2つ目は、「コミュニケーション」の円滑を図ることです。

「コミュニケーション」は、向き・不向きではないのです

Aさんは、自分がディレクターになりたいのか、Webクリエイターになりたいのか悩んでいますよね。まずは、業界のスタートラインに立ってみた時に、ご自身が全体を俯瞰したお仕事がしたいのか、一点集中をしてスキルを鍛えたいのかを、考えてみると良いと思います。

簡単に役職を高校の文化祭に置き換えてみましょう。クラスで出し物をしなくてはいけない場合、リーダーになってまとめる人、他の仲間に指示を出せる人はディレクター向きですし、指示を聞いて衣装つくりをしたり、曲をつくったりする人は、Webクリエイター向き、と言えると思います。

ただ、当たり前のことですが、リーダーが自分の得意分野を発揮してコミュニケーションもスキルも整っている方であれば、尚更信頼が置けますよね。どちらのタイプであっても、片方に偏ってはいけませんし、私としては、クリエイターを目指しながら、ディレクションを意識して動くことを、最初のうちはお勧めしたいと考えています。

そこに、向き・不向きはないと思っています。
専門スキルも全体を見る視野も、どちらも必要ですし、どちらも叶えるキャリアを作れば良いのです。

ディレクターのやりがいって、なんだろう

例えば、普段の生活の中で、「私、頼られることがあるな」と思える場面が、どんな方でもあると思います。それは、何かを作って!と言われることかもしれませんし、友達のご相談に乗ってあげることかもしれません。

どちらも共通することは、「相手があって、自分がある」ことです。これは業界のお仕事でも、忘れてはならない原理ですし、コミュニケーションを意識しながら仕事に関われたら、将来とても楽しい仕事を、次々と引き寄せられると思いますよ^^

私の場合は、「自分自身・クライアント、そしてのその先のお客さんの幸せを作る仕事」と捉えて、ディレクターのやりがいを感じています。

Aさんが今まで過ごしてきた時間のなかで、Aさんならではの得意分野を伸ばしながら「ディレクション」に触れていき、どちらも仕事を体験されるまで、まずは開ける道を選んでいただけたらと思います。

本日のまとめ

いかがでしたか?
Webディレクションというと、なかなかざっくりしすぎている肩書でもあり、正直よくわからないところも多いと思います。少しずつですが、その仕事を知っていき、何をしているのかを把握できるようになれたらいいですね。

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