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これからの健康を育む・支えるIT PART4

2015年03月24日田中
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【こちらの記事は、約3分程でお読みいただけます。】

おはようございます!

「教育」カテゴリーにて発信することになりました新米デザイナーの田中です。是非、このブログを読者の皆様と面白い話題を共有し合えるような場所にしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

前回のあらすじ

早速、前回の要約をさらっと書かせていただきますと、

どうやら、“ITが嗅覚を持ち、匂いにより健康診断を行うようになるかもしれない” ということでした。

今回は、前回の記事を執筆している最中で気になった、ITが嗅覚を持つという話に”教育”という観点を絡めてお話しさをせていただきたいと思います。

嗅覚教育とは

皆さんは嗅覚教育という言葉をご存知でしょうか?

恐らく、今初めて耳にしたという方が多いと思います。事実、僕自身もごく最近この言葉に出会ったばかりです。ではまず、嗅覚教育をお話しする上で 香りのネ、様 が大変深い洞察をなされているのでご紹介させていただきます。

http://kaorinonez.com/cn39/cn41/kyukakukyouiku_method.html

kaorinone

香りのネ、様を拝見させていただきますと、嗅覚についての知見や可能性を広めようと精力的に活動なされているのが感じ取れますね。

ではここで、同サイトより嗅覚教育について以下抜粋させていただきます。

嗅覚教育について

視覚教育、聴覚教育、味覚教育(食育等)などと同じように、嗅感覚の教育は人の生命維持に最も大切です。香りの原体験を幼児期に行う事は、身体感覚を養う上でもぜ伝えたいものです。

http://kaorinonez.com/cn39/cn41/kyukakukyouiku_top.html

どうやら近年までは視覚や聴覚を優先した教育が行われており、嗅覚の研究と差がついてしまっていたようです。しかし、これからは積極的に嗅覚にもスポットを当てて一教育カテゴリーとして昇華させていくということが必要になるでしょう。

ITと嗅覚教育

さて、ここで少しだけ前回の記事を思い出していただきたいと思います。前回とりあげたIBMの構想するコグニティブコンピューターとはコンピューター自身が自己体験・学習するコンピューターです。

IBMの記事(2012年)によると、コグニティブコンピューターの一機能として、

今後5年間に、コンピューターや携帯電話に埋め込まれたごく小さなセンサーで、風邪などの病気の前兆を検出できるようになります。医師は、臭気、人の息に含まれる生体指標や数千もの分子を解析し、正常な匂いとそうでない匂いを検出することで、肝臓疾患、腎臓疾患、喘息、糖尿病、てんかんといった病気の発症を診断し、モニタリングできるようになります。

http://www-06.ibm.com/jp/press/2012/12/1801.html

とのことでした。

しかし、ここから考察すると、ユーザーが匂いをコンピューターや携帯電話に提供し、それをデータとして解析するというのはほぼ一方通行に感じます。もちろん、健康診断などを行う上だけの話であれば、相手側の匂いは関係ないため問題ありませんが、ここでもし相互作用を起こす事が出来たらどうでしょう?

現代のコンピューターが視覚伝達や聴覚伝達に成功しているように、もし相互に匂いの伝達が出来るようになれば、お互いの現地の匂いを交換出来たり、人の身体に危険な匂いを教育できたりと、大いに発展させる事が出来ると思います。

近い将来、ITの進化と嗅覚研究の進歩がちょうど交差し、教育や健康の未来を大きく変動させようとしている気がします。

おわりに

僕は全四回を通して これからの健康を育む・支えるIT というタイトルで発信させていただきました。内容につきましては、様々な知見を巻き込みながら執筆させていただいたので、読者の皆様には分かりづらいような箇所もあったかと思います。今後は今まで以上に明快さと有用さを大切にしていきますのでどうぞ宜しくお願いします。

ITは間違いなく、私達の生活から切り離せないツールです。それは、今まではコミュニケーション、仕事、あるいはエンターテイメントとしてだけの話だったのかもしれません。しかし、これからの時代は・・・

“ITが健康とも切り離せない時代がやってくる”

そんな気がします。

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