情報化社会の中で選択すること「2羽のオウムの話」
おはようございます!
クリエイター育成協会の前田です。
普段、私は福祉事業や講師のお仕事をさせていただいています。
福祉事業や講師で生徒さんや、お客さんに接するとき、もちろん全ての人に接する時、笑顔で毎日向き合えたらいいですよね。
ただ、毎日いい事ばかりじゃないですし、悩むことだってあります。
先日、10月11日(日)に、プレム・ラワットさんという方の講演会に行ってきました。
やさしい言葉で、人生をもっと豊かにラクに生きるコツを聴かせていただきました。
本日は、プレム・ラワットさんの著書「穴のあいた桶」という本の中の一話についてご紹介したいと思います。
プレム・ラワットさんとはどんな人?
プレム・ラワット(Prem Rawat)
1957年、インド北部に生まれる。
幼い頃から、「すべての人の心の中に、生まれながらにある平和」について語りはじめました。1971年6月、13歳の時に初めてインドを出発。以降、休むことなく世界中で講演を続けています。
世界250以上の都市で講演を実施。1500万人以上の人々が聴講しています。
また自らの財団を通じて人道的支援活動も積極的に行っています。
こうした活動が認められ、2012年には、アジア・パシッフィック・ブランド財団(Asia Pacific Brands Foundation)より特別功労賞を受けています。
【参照】著書:穴のあいた桶より抜粋
「2羽のオウム」の話
プレム・ラワットさんが書かれた「穴のあいた桶」という本があります。
お話の内容としては、
ある所に、とても優秀な2羽のオウムがいました。
飼い主は、オウム達に難しい数学の公式や文学作品を教え、とても博識になりました。しかし、ある日飼い主が突然亡くなってしまいます。
そこで、オウム達は初めて鳥かごの中から外の世界へ飛び立ちます。そこで、2羽のオウムは、外の世界に暮らす赤いオウムに出会います。
2羽のオウムは、赤いオウムに、自分達が知っている知識について、得意げに語ります。その時、1匹の猫が近づいてきます。
赤いオウムは、羽を羽ばたかせ飛び立っていきます。
しかし、2羽のオウムは逃げられません。2羽のオウムは、飛び方を知らなかったのです。
ここで、お話は終わってしまいます。
このお話は、いくら情報社会になっても、ただその情報を頭に入れるだけでは、何も役に立たなく、実際に自分の体で動き、心で感じる事が必要だという事を教えてくれます。
おわりに
様々な情報があふれているからこそ、自分の目で「見て」「感じ」、正しい答えを導き出すことが必要です。
私自身、これまでデザインの制作現場におり、今は、教育する立場になる事も多いです。
制作現場では、技術や流行の流れも速く、きちんと新しい情報を取得し表現する事が必要になってきます。
学校や専門学校で学ぶ知識や技術ももちろん大切ですが、実務に関わる中で、失敗し、考え、乗り越えていくことが、私は必要だと思っています。
ラワット氏のお話していた内容で、心に残った言葉があります。
人生の中で、色々な問題は毎日やってくるけれど、
ただ、どうしよう・・・と不安になっていても何も生まれない。
どうしたらいいか、自分で選択して動く事。だそうです。
毎日、笑顔で過ごせたらいいですね。