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「経営戦略、ここがわかると利益2倍3倍!村上小串セミナー」参加レポート

2015年10月23日高田
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【こちらの記事は、約6分程でお読みいただけます。】

こんにちは!クリエイター育成協会の高田です。

先日、10/12に東京の新橋にて開催されました「経営戦略、ここがわかると利益2倍3倍!村上小串セミナー」に、参加させていただきました。

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私自身、今、会社経営をする立場にいるなかで、どのようにビジネスを手がけていくか、考えることが非常に多くあります。

昨年からWebディレクションを行う際に、竹田陽一先生から学んでいる「竹田ランチェスター8大戦略」を取り入れるようになり、
クライアントのみなさんと接触をする機会や手段、そしてWebサイトの作り方が大きく変わりました。

また、その竹田先生の理論の周りに、たくさんの「実践」を積んでこられている先生方がいらっしゃいます。この繋がりのなかで、さらに皆さんと切磋琢磨出来る環境にいるというのが、経営を進めるうえでもとても安心材料となり、また成長するきっかけをいただけていて嬉しいものです。

今日は、そうした繋がりをご提供いただける一つのセミナーに参加しましたので、レビューさせていただきます。

セミナーを受けるにあたり

普段は、京都で参加をしていた勉強会でしたが、今回のセミナーの舞台は、東京です。
経営者も一際多い東京で、ランチェスター経営を一から学べる古巣の「東京戦略社長大学」に初めて参加しました。

東京戦略社長大学

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まず、代表の西村さんからいただいた事前のメールで、びっくりです。
こちらの地図は、会場の場所を表したものなのですが、情報が明確で、かつ、とてもわかりやすいです。

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普段地図というと、Google Mapのリンクを参照してください、程度のものが多いなかで、まだお会いしていない方からここまで詳細のものを送られてくるとは思いませんでした。
第ゼロ印象から、とても良い体験をさせてもらいました。

さて、会場につき、西村さんや周りの方々とご挨拶を経て、いよいよ本題のセッションがスタートします。

セッション1:ランチェスター戦略を取り入れた成功企業事例 大研究!
お客が増える★プロダクション 村上透 代表

第一部は、お客が増える★プロダクション 代表の村上さんのセッションです。

村上さんは、「売りこまないで売れる経営の伝道師」として、広くその手腕を発揮されている、まさに経営コンサルタントという言葉がぴったりの方です。

120分で144枚、という充実のスライドからは、難しい理論ではなく、経営者に腑に落ちやすい戦略と戦術の各種事例が詰められていました。

お話としても、とても印象に残っているもの。それは「ビル」の建築構造と経営を結びつけたお話です。

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昨今、ニュースでも話題になっているビルの傾斜問題ですが、この原因は、「土台がしっかりしていない」ことからですね。

そもそも、ビルは、土台から各階層まで、全てズレずに一貫した作りをしているわけです。
この層ごとにずれていたら、倒壊します。

しかし、ビジネスを進めていると、この各階層にあたる「8大戦略」が、ずれている、または、いってしまうことがよく起こります。

ずれた階層をつくらないこと。
たとえば、営業地域をひろげても「利益性」が悪くなるので、どこまで縮小して狙うか、を考えなければなりません。
このビルという実際の建造物に、経営構築のイメージを重ねた説明は、「ストン」と腑に落ちるものでした。

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その後は、怒涛の事例紹介です。
多くの中小企業で、「戦略」を、どうWebサイトにて表現しているのか、私自身が行っている仕事の「ホームページ改善」に直結する分野でもあったため、とても勉強になるセッションでした。

セッション2:継続した業績アップに!「はがき」の効果的活用実践法
有限会社ホワイトベース 小串広己 社長

第二部は、クライアントとの接触を図る機会で、とても大事な「はがき」の導入について、自らも年間600万枚提供するNo.1ハガキ通販会社を経営されている、有限会社ホワイトベース 社長の小串さんのセッションです。

小串さんの講義は、経営で学ぶべき「利益」の生み出し方を、「数字」から読み解き、その目標数値を達成するために、戦略を戦術に落としこむ、という半ば難解に陥りがちな内容を、「はがき」という身近なものをテーマに置き換え、わかりやすく解説してくださいました。

そもそも、こうした勉強会に参加し、すぐに実践できることを学べる環境がありながら、ほとんどの経営者の皆さんがはなから実践せずに、倒産へと向かっていくのは、なぜでしょう。

それは、この情報過多の社会のなかで、わかりやすいツールに頼ってしまうことで、経営の本質を学ばずに、気づいたらそのツールを活かせないままになっているケースが多いからです。

例えば、つい先日、ノーベル賞を日本人が2014年・15年と、立て続けに2年連続で受賞しましたね。
このとき、それぞれの受賞者が記者会見のなかで、成功した秘訣について「基礎研究が大事」と言っています。

参考:Wikipedia 『日本人のノーベル賞受賞者

これは、経営者の学習法でいえば、

①ランチェスター経営塾にて、「基礎経営」を学ぶ
②豊富な事例を学び合い、「応用」として、自分の業種に置き換える

というステップを踏むことでもあります。

こうした勉強会に出るメリットとして、全く自分の会社と違う商売なのでわかる。
人と同じ戦術では、勝てない。だから、戦略を学び、戦術を事例から学び実施する必要がある、というお話が印象的でした。

小串さんの「はがき」の活用方法は、戦術としてだけでなく、戦略としても取り入れられるもので、ぜひこれから、私の仕事のなかでも取り入れていこうと考える内容でした。

セッションを終えて

こうして、お二人のセッションから学べたこと。
村上さんの言葉、をお借りしますと、

「自分の会社のことはわからない。でも、人の会社のことはわかる。」

だからこそ、先人のみなさんが企業経営で手がけた事例を、たくさん研究する必要があり、「原理・原則」の勉強+「事例」研究を絶えず行っていくべきであることを再認識しました。

それは、どんな経営者であっても、独創的なアイデアを導けるきっかけづくりになります。
次の成功事例を生み出し、またそれを勉強会でお知り合えた皆さんと共有して、それぞれ成長と成功を重ねていく、この繋がりにとても未来を感じました。

みなさんも「経営」について学びたいということでしたら、強く「竹田ランチェスター戦略」を学ばれることをオススメします。
そして、一緒に切磋琢磨していきましょう!

会を主催いただきました、「東京戦略社長大学」の西村さん、この度はありがとうございました ^^!

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