SEOの基礎知識 リンクの質と量で、検索結果が左右される!?
【こちらの記事は、約5分程でお読みいただけます。】
おはようございます、本日はセミナーについての記事です。
先日、SEOコンサルティング、サポートをおこなうナイル株式会社さんのSEOセミナーに参加させていただきました。
私は日々、Webサイト制作にデザイン面を中心に携わっています。
Webデザイナーはサイトを制作することが主ですが、サイトは公開してユーザーに使われてからが始まりです。
したがって、検索エンジンで検索した時に、制作したサイトを検索結果一覧に表示させることも必要です。
WebデザイナーにとってもSEOに関する知識は不可欠のため、今回セミナーを受講しました。
SEOの基本かつ最も大事な考え方
セミナーでは、SEOの基本かつ最も大事な考え方として、検索エンジンの評価基準(アルゴリズム)を中心に学びました。
どういう基準で検索エンジンのロボットは、上位表示するサイトを決めるのでしょうか?
主に4つの基準があります。
- キーワード…サイトはユーザーが検索するキーワードを想定して作られているか
- コンテンツ…サイトにはユーザーが検索したキーワードに対応した内容があるか
- 被リンク …他のサイトからリンクされているか
- 内部設計 …サイトは整理された構造で、ロボットが読みやすい設計になっているか
今回は、主に3.被リンクについて学んだことをまとめます。
被リンクと検索エンジン
被リンク(他のサイトからリンクされているかどうか)が、検索上位に表示されるかどうかを決める指針の一つなら、「色々なサイトでリンクさせればいいじゃないか!」と思いませんか?
例えば、とあるキーワードで上位表示させたいサイトがあるのならば、
↓下のように、リンクをたくさんつけたページを並べれば良いのでは?
※架空のものです
しかし、知りたい言葉(キーワード)を検索をして、上のようなサイトが上位表示された場合、それはユーザーにとって良い検索結果とは言えません。
「もうこの検索エンジンは使わない!」という人がいるかもしれません。
なので、検索エンジンはこうした悪質な人工的な外部リンク(人工リンク)に対応するために、スパム対策として常にアップデートを行っています。
Googleでは人工リンクに対する取り締まりとして、検索ロボットのアップデートを行っています。
人工リンクに関するものは「ペンギン・アップデート」と呼ばれ、Googleは意図的な順位操作を目的とした外部リンクを用いているサイトに対して順位を下げる、検索結果から除外するなどのペナルティを実施しています。
また、リンクは量だけではなく、質(どういったサイトにリンクされているか等)も検索エンジンは判断し結果を表示しています。
そのため、こういったスパムの手段で検索結果を上位にしようとすることは、かえって「順位を落とす」「検索結果に表示されない」などの高いリスクを背負うことになります。
おわりに
ここでもう一度、検索エンジンのアルゴリズムを見直しましょう。
- キーワード…サイトはユーザーが検索するキーワードを想定して作られているか
- コンテンツ…サイトにはユーザーが検索したキーワードに対応した内容があるか
- 被リンク …他のサイトからリンクされているか
- 内部設計 …サイトは整理された構造で、ロボットが読みやすい設計になっているか
つまり、「検索するユーザー」と「ロボット」のことを考えた内容・設計のサイトが上位表示されるということです。
検索エンジンを使う人(と判断するロボット)の視点にたったサイト設計をすることができれば、上位表示される可能性が高まるということです。
使う人の立場になって考えること、これはWebデザイナーとして常に心がけていましたが、それは主に「サイト」を使う人の立場でした。
検索エンジンからサイトを訪れる人も多いことを考えると、「検索エンジン」を使う人の立場にもたって考えていくことも重要なことである、と知ることができたセミナーでした。
参考サイト
SEOについて、基礎的な知識が学べる記事です。
SEO HACKS「SEO(検索エンジン最適化)とは」
SEO HACKS「ペンギン・アップデートとは」
LIGブログ「新人にSEOを教えるとき知っておきたい『検索エンジン』や『評価されるコンテンツ』の基礎知識」