最近よく耳にする「発達障害」とは?
おはようございます!
7月に入りましたが、しとしと雨の日が続いています。
職業柄、情報収集はネットでのニュースに頼ってしまいがちですが、
最近、本や新聞などの紙媒体も見る様にしています。
気分転換にもなって、いいですね^^
月曜日のブログは、福祉についてです。
本日は、最近良く耳にする「発達障害」について、触れてみたいと思います。
そもそも発達障害とは
「発達障害」という言葉は、ご存知でしょうか?
最近、タレントの栗原類さんが発達障害であることを告白したのが有名です。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/25/kurihara-rui-developmental-disability_n_7439134.html
また、apple社の創業者スティーブ・ジョブス氏や、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏、アインシュタインなど、天才と呼ばれる方も発達障害だったのでは?と噂されています。
では、そもそも発達障害とは、どういったものでしょうか。
発達障害の定義
発達障害とは、発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。
【参照】文部科学省より
タイプに分かれる発達障害
発達障害はいくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害などが含まれます。
【参照図】政府広報オンラインより
これらは、生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点が共通しています。同じ人に、いくつかのタイプの発達障害があることも珍しくなく、そのため、同じ障害がある人同士でもまったく似ていないように見えることがあります。個人差がとても大きいという点が、「発達障害」の特徴といえるかもしれません。
下記、それぞれの特徴です。
自閉症
自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。
高機能自閉症
高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。
学習障害(LD)
学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
注意欠陥/多動性障害(ADHD)
ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。
また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群とは、知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わないものである。
【参照文】文部科学省、厚生労働省みんなのメンタルヘルス、より
増加傾向にある発達障害
近年、大人になってから発達障害と診断される方が増えています。
自分では、自覚が無いまま大人になり、
進学や就職、結婚、転職など、ライフステージや関わる人の変化等により、
生きにくさを感じたり、うつ等の症状が出る事で診断されるケースが多いようです。
発達障害は、周りの支援や理解、環境を整えたりする事で、当事者の能力を発揮しながら共に働く事ができます。
また、発達障害に特化した支援機関も増えています。
次回は、支援機関について触れてみたいと思います。