ゲームをすると褒められる時代がやってくる? ゲーミフィケーションを学ぶ!
【こちらの記事は、約5分程でお読みいただけます。】
おはようございます!
四月も半ばを過ぎ、五月を前にして皆様よりも一足先に五月病の田中です。今回は、そんなちょっと意気込みの下がってしまった時に、読みたくなるような記事を執筆させていただきたいと思います!
ゲームと勉強
「こら!ゲームばかりやっていないで勉強しないさい!」
このお決まりのフレーズは、学生の皆様なら一生で百回は聞いた事があると思います。どうやら全国の親御様には、ゲーム=”悪”という絶対的な構図がある方も多いようです。
しかしながら今、 ”ゲーミフィケーション” という言葉が注目されています。ゲーミフィケーションとはゲーム要素を用いる事で動機付を強くするということを目的にしているものです。
詳細については以降、順を追って説明させていただきたいと思います。
ゲーミフィケーションって何?
ゲーミフィケーションとは、一部抜粋させていただくと、
「ユーザーエンゲージメントを高めるために、ユーザーに楽しんでもらうための方法」
「@IT」http://www.atmarkit.co.jp/fsmart/articles/gamification/01.html
という表現を上記の記事ではされています。平たく言うと、ユーザーに積極的に行動してもらうために楽しんでもらう方法といったニュアンスになります。
しかし、ここで注意しなければならないのが、あくまでゲームというのは手段であって目的ではないという事です。つまり、ゲームを作るのではなくゲーム要素を用いるということになります。
そして何故、僕たちがゲームにのめり込んでしまうのかと言えば、ゲームにはたくさんの心理学的メカニズムが隠されているからですが、
・適度で達成可能な目標(課題)の提供
・定まった方向性
・報酬の付与
など、プレイヤーに対して、成功体験を能動的に獲得している様な感覚を持たせる設計になっています。
ゲームを教育へ
ゲーミフィケーションは教育とも相性が良さそうに思えます。なぜなら、僕たちには勉強は楽しくないから出来るだけ関与したくないという心理があるからなのです。まさに、ユーザーに楽しんでもらうことによって、エンゲージメントを高める事ができる、ゲーミフィケーションにうってつけです。
では、ここで実際には、どのようなものがあるのかも具体的にご紹介させていただきます。
「ココネ」
「英語聞き取り王国」や「英語組み立てTOWN」などゲーミフィケーションを取り入れたサービスを多数提供されています。
「すらら」
2012年度、日本e-Learning大賞 文部科学大臣賞を受賞されたサービスです。ゲーミフィケーションを用い、緻密に分析、設計された様相はサイトをご覧になるだけでも感じ取れるかと思います。対応学年は、中学校1年生から高校3年生のようです。
まとめ
ゲーミフィケーションとは、ゲームに用いらているテクニックを他の分野にも適用させるということであって、あくまでゲームを作ることが目的ではないと、上記でも書かせていただきました。ただ結果として、ゲームを手段として用いるケースはかなり多いようです。
ゲームの好きな学生読者様は、ゲーミフィケーションを取り入れた学習に是非チャレンジしていただき、「また、ゲームやっているのね、偉いわ!」と、親御様に言わしめてはいかがでしょうか。