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ITエンジニア養成スクール『Ecole 42』に見る、新しい学習方法と教育の可能性

2014年06月20日高田
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【こちらの記事は、約4分程でお読みいただけます。】

近年、IT・Web業界に就職したいという人、更なるスキルアップを図りたいという人に、「自学自習形式」で学ぶことのできる機会が増えてきています。

書籍や勉強会の充実、ネット学習による気軽さなどの理由で、
IT学習のハードルが年々下がり、誰でも必要なとき・必要なだけ学習することの出来る環境が整ってきたのです。

そんな中、フランスにある「Ecole 42」というエンジニア養成スクールが、
「新しい教育方法を提供している」と話題になっています。

facebookページはこちら⇒https://www.facebook.com/42Born2Code

Ecale 42 facebookページ

こちらのスクールの特長について、百式さんがブログにて、非常にわかりやすくスクール運営の要点をまとめてくださっています。

⇒IDEA*IDEA
先生もいない、教科書もない、すべて無料のエンジニア養成スクール『Ecole 42』

そもそもITスクールを運営するためには、受講生から教育の対価として学費をいただくことが普通です。施設運用費・家賃・水道&光熱費、そこに従業員や講師の給与を考えると、当然の話です。

しかし、この「Ecole 42」というスクールは、「社会貢献活動」の一環としての教育を謳い、無料で機会を提供しているのです。

「パソコンスクール」「自学自習」との学習形式の違いを比較しても、非常に面白いモデルであることが感じられると思います。

IT学習におけるスクールと自習の違い

Ecole 42では、以下の点が差別化として挙げられます。

●経営者の自己資金と教え子による寄付をベースに、完全無料で展開する
●育成する人を選抜で選び、より深い学びを提供する

「受講料を完全無料」とするには、実施側にも成果と努力が求められます。
ネット学習は教えるコストを極端に減らすことが出来ますが、理解度にばらつきが出てしまう点などが、問題視されてきました。

その点、Ecole 42では、テスト受験を通して「理解している人」を前提で選んでいます。
一から学ぶわけではなく、「しっかりと学びたい人に更なる学びの機会を与える場所」として、完全自主制で環境を提供するスクールなのですね。

パリに1年4ヶ月缶詰にされるわけですから、「合宿免許」と一緒で集中かつ効率的に学ぶことができるのです。
実際の学習イメージとしては、大学の図書館に近いかもしれません。

●普段は、集中した環境で周囲の学生を意識しつつ勉強することができる。
●困ったときは、大学院生など先輩に論文の指導を受けることができる。

図書館で受験勉強をした・しているという人も少なくないでしょう。
有効活用できる場が身近にあることは良いですね。

そういった点では、私達のコワーキングスペース「coto」を通してインターン生に学んでいただく環境と、とても近いものがあると感じました。
社会貢献を軸としたNPOの活動と、こうしたスクールの親和性は非常に高いと考えています。
私達の教育も新たな視野を求められているということでしょう。

おわりに

業界勉強や就職に意識を向ける中で、学習を進める方法は多種多様ですし、皆さんの意志で選択することができます。
それぞれが「目的(ゴール)」を定めた上で、細かい「学習目標」を立てていく、その過程でこうしたスクールに挑戦するのも、とても価値あることですね。

学習目標の立て方や達成方法で困ったら一人で悩まず、いつでも私達にご相談ください!
一緒にIT業界の未来を作っていきましょう!

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