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アール・ブリュットに触れてみよう。

2015年11月16日前田
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おはようございます!

秋も深まってまいりました。秋といえば、芸術の秋。
京都では「琳派400年記念祭」として、さまざまなイベントが開催されています。
(※琳派(りんぱ)とは、桃山時代後期に興り近代まで活躍した、同傾向の表現手法を用いる造形芸術上の流派、または美術家・工芸家らやその作品を指す名称。)

本日は、京都のお隣、滋賀県のアール・ブリュット「NO-MA」についてご紹介したいと思います。

アール・ブリュットとは

以前、アウトサイダーアートについて、ご紹介しました。

アール・ブリュットは、英語で「アウトサイダー・アート」と表現したり、近年、障害を持った人たちの作品を「エイブル・アート」「ワンダー・アート」「ボーダーレス・アート」という呼称で、社会につながりを持つための手がかりとして支援しようとする動きもあります。

アール・ブリュットとは

アール・ブリュットとは「生の芸術」という意味のフランス語です。
artは芸術、brutはワインなどが生(き)のままであるようすをいい、画家のジャン・デュビュッフェが1945年に考案したカテゴリーです。

正規の美術教育を受けていない人が自発的に生み出した、既存の芸術のモードに影響を受けていない絵画や造形のことを指します。

精神を病んだ者による芸術、というニュアンスは持っていないが、精神の療養の手段として絵を描くなどの創造行為が有効であるとしばしば考えられるため、治療の一環として描いた絵が後にアール・ブリュット作品として評価を受けるというケースが多い。

【参照】はてなキーワードより

ボーダレス・アートミュージアムNO-MA

本日ご紹介するのは、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAです。

ボーダレス・アートミュージアム「NO-MA」は、滋賀県近江八幡市の歴史ある重要伝統的建造物群保存地区にあります。
昭和初期の町屋を和室や蔵などを活かして改築し、2004年6月に開館した、社会福祉法人グローさん(旧 滋賀県社会福祉事業団)が運営するミュージアムです。

【参照】ボーダレス・アートミュージアムNO-MAより

「NO-MA」の特徴

「NO-MA」ミュージアムの特徴として、障害のある人の表現活動の紹介に核を置くことだけに留まらず、一般のアーティストの作品と共に並列して見せることで「人の持つ普遍的な表現の力」を感じていただくところにあります。
このことで、「障がい者と健常者」をはじめ、様々なボーダー(境界)を超えていくという実践を試みていらっしゃいます。

名称のNO-MAは施設の大家さんの名前「野間邸」から、ボーダレスは、「福祉と文化との交差」「アートとまちづくりとの協働」「障がいの有無」という境目を超えた魅力ある場所をめざしていることにちなんでいます。

アートな世界に触れてみよう

現在、イベントとして、
「これ、すなわち生きものなり」が11月23日(月・祝)まで開催されています。

今週末、是非一度、アートな世界に触れてみませんか?

 


【CRAワークサポートセンターのご紹介】

CRAワークサポートセンター

NPO法人クリエイター育成協会が運営する、京都駅付近の就労移行施設です。
障がいのあるなしにかかわらず、プロのクリエイターを育てることを理念に、就労を目指して勉強していただいております。
随時、ご見学・個人面談お受付しております!お気軽にご相談ください。
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