アウトサイダー・アートを知る
おはようございます!
先日、久しぶりにプライベートで写真撮影に行ってきました!
京都の祇園や八坂神社辺りを散策したのですが、いつも通っている路も違った風景に見えてくるから不思議です。
仕事で、パソコンに向かう事が多いのですが、たまには外で自然や芸術に触れ合うことも必要ですね^^
皆さんは、「アウトサイダー・アート」という言葉を聞いたことはありますか?
本日は、障がい者の方のアートについて触れてみたいと思います。
アウトサイダー・アートとは
アウトサイダー・アート(英: outsider art)とは、
特に芸術の伝統的な訓練を受けておらず、名声を目指すでもなく、既成の芸術の流派や傾向・モードに一切とらわれることなく自然に表現した作品のことをいう。
20世紀初頭にヨーロッパの精神科医たちによって「発見」されたこの芸術は、パウル・クレー、マックス・エルンスト等の前衛芸術家たちにも多大な影響を与えた。戦後には、フランスの画家ジャン・デュビュッフェがヨーロッパ各地から作品を収集し、それを「アール・ブリュット(生の芸術)」と呼んで賞賛したことから「価値」が高まった。
【参照】ウィキペディア、アウトサイダー・アート (光文社新書)より
アウトサイダー・アーティスト
アウトサイダー・アートを作る芸術家をアウトサイダー・アーティストと言いますが、代表的な方をご紹介したいと思います。
山下 清
山下 清(やました きよし、1922年ー1971年)日本の画家。
病気の後遺症で知的障害と言語障害を抱えていた山下清は、養護施設で貼り絵と出逢い、その類まれな美的センスで多くの人の心を動かす数々の貼り絵を生み出した。
「放浪の天才画家」と呼ばれた。
【参照】日本財団
アウトサイダー・アーティストと言われて、ピンとこなくても山下 清さんは、ご存知の方が多いと思います。テレビドラマになったことも有名ですね。
草間 彌生
草間 彌生(くさま やよい)は、日本の彫刻家、画家、小説家。
長野県松本市生まれ。新宿区名誉区民。草間弥生と新字体で表記されることもままある。
絵画の画面や彫刻の表面のみならず、見る者の視界を覆い尽くさんばかりの水玉模様のモチーフを使うことが特徴。合わせ鏡を用いて光やオブジェを無限に広がるように見せるインスタレーションや、男根状のオブジェを日用品などに張り付ける立体作品も制作している。カボチャをモチーフにした作品も、しばしば見られる。
【参照】ウィキペディア
草間彌生さんは、ブランドメーカーのルイヴィトンとコラボレーションした事でも有名ですね。
同時に、少女時代より統合失調症を病み、繰り返し襲う幻覚や幻聴から逃れるために、それら幻覚や幻聴を描きとめる絵を描き始めたということも知られています。
私も、個人的にとても好きな作家さんです。
ボーダレス・アートミュージアム
実際に、アウトサイダー・アートにみじかに触れられる施設もあります。
ボーダレス・アートミュージアムNO-MAとは、滋賀県近江八幡市にある美術館である。アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)の一部をなす障害者による美術作品の展示を目的とする、日本初の、数少ない施設です。
このミュージアムの特徴は、障害のある人の表現活動の紹介に核を置くことだけに留まらず、一般のアーティストの作品と共に並列して見せることで「人の持つ普遍的な表現の力」を感じていただくところにあります。
このことで、「障害者と健常者」をはじめ、様々なボーダー(境界)を超えていくという実践を試みています。
【参照】ウィキペディア、ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
ご興味のある方は、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
アウトサイダー・アートへの支援
私自身、福祉事業に関わらせていただく様になり、障がい者の方のアート作品に触れる機会が多くなってきましたが、固定概念にとらわれない表現方法に、ハッとさせられる事があります。
近年、アウトサイダー・アートへの認知や支援の取組みも広がり、就労支援の場でも取り入れている例も多い様です。
なにより、障がい者の方が作品を作る事によって、自信や生きる喜びを得られる場になってくれればと願っています。