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さまざまな「学ぶ形」について

2015年06月22日前田
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おはようございます!

まだまだ、雨降りの日が続いていますね^^

先日、特別支援学校さんへお邪魔させていただきました。
高校に入るのは、久しぶり(20年近く?!ぶり)だったのですが、教室の雰囲気や匂いなど、変わらない所も多く、とても懐かしく感じました。

月曜日のブログは、「福祉」についてです。

本日は、不登校児のフリースクール、さまざまな教育の形についてお伝えしたいと思います。

不登校の定義とは

最近、ニュースなどで不登校が増えているという事は良く耳にします。
“不登校”とはどういったものでしょう。

文部科学省が定義している“不登校”の定義は、

「不登校児童生徒」とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」としています。

不登校の現状

内閣省が公開している、平成25年版 子ども・若者白書によると、

不登校児は,1990年代に中学校を中心に増加した。
近年は,小学校ではほぼ横ばい,中学校では減少傾向,高校では増加傾向にあり,平成23(2011)年度には,小学校では22,622人(全体に占める割合0.33%),中学校では94,836人(同2.64%),高校では56,292人(同1.68%)である(第1-3-23図(1))。学年別の構成割合をみると,中学校2年生と3年生で全体の4割強を占めている(第1-3-23図(2))。

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【参照】内閣省記事より

不登校児のフリースクールが容認
法案提出されました

平成27年5月27日、不登校児のフリースクールを容認、国会へ法案提出されました。

この法案では、保護者がフリースクールや自宅で何をどう学ぶかを「個別学習計画」にまとめ、これを市町村教委が認定すれば、子どもを就学させる義務を履行したとみなす。修了すれば小中学校卒業と同程度と認める仕組みを想定しています。

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【参照】毎日新聞記事より

以前、ひきこもりについて、お話しさせていただきました。

不登校から、長期のひきこもりへとなるケースも少なくありません。

私自身、不登校の経験があり、10代のほとんどを家や学校以外の場所で過ごしました。
私は、運良く周囲に理解者が多く、学校以外に居場所を見つけられた為、助けられました。

自身の経験から言えることは、
学校に行かない、行けないから、勉強したくないという事ではないと思います。

現在私は、インターンシップ生の教育や、就労支援という立場で関わらせていただいていますが、一番大事なのは、本人達の「就職したい。勉強したい。」という強い意志だと思います。

そして、その意志をさまざまな形でサポートしていくのが、私達の役割だと思っています。

 

おわりに

本日は、不登校、フリースクールについてお伝えさせていただきました。

学校教育はもちろん大事な所です。

しかし、学校ではなくても、安心して勉強をできる環境が増えていってほしい、
今回の法案が、その第一歩になってもらえればと思っています。

 

現在、当協会が行なっている就労移行支援では、2年間かけて就労に必要な技術やコニュニケーション能力を身に付けるお手伝いをさせて頂いています。

基本のカリキュラムや、自立して働く力を付けるという所で、目指す所は同じですが、来られる方の特性やレベル、目的によって、全ての方に違った支援の形が必要だと思っています。

CRAワークサポートセンターでは、一般企業への就労だけではなく、自宅での起業を目指される方もサポートしております。

是非、一度お話しに来てください。

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