経験が、幸せへの一歩。
ブログを書き始めて、4ヶ月すぎました。
私は、福祉担当と言うことで、
コミュニケーションであったり、就職活動についてだったりと、
様々な「幸せへの一歩」をご紹介する為に、日々更新してきました。
ここで、また最初に戻り、「福祉」について考えてみたいと思います。
ブログが始まった頃、
私が書いた記事「あなたにとっての「福祉」とは?」では、
「福祉」という言葉について調べ考えてみました。
実は私自身、「福祉」について何も知らなかった頃は、
すごく閉塞的なイメージを持っていました。
今、少しずつ、福祉の方々と関わる中で、
閉塞的なイメージを作り出していたのは「自分自身である」ということに
気づかされました。
自分自身の考え方や物事の捉え方が、
一つの閉塞的というイメージを生み出していたのだと、思い知らされました。
今日は、
私自身が、「どういう経緯でそう気づいたか」というのを、
お話しさせていただきます。
その前に・・・、
NPO法人クリエイター育成協会は、福祉部門として、
現在「障がい者就労移行支援事業」を始めるために、準備しております。
今現在の活動内容といたしましては、
様々な関連施設や関係者様との交流や情報交換をさせていただいたり、
貴重な経験談をきかせていただいたり、ご指導いただいております。
私たちの事業の場所や規模、内容等については、まだ未定ですが、
これからは、ブログの方でも、詳細が決まり次第、
随時、活動をご報告させていただこうと思っております。
さて、私自身のお話です・・・。
福祉との出会い
私自身、産業カウンセラーの資格を持っていますが、
産業カウンセラーは、福祉とは少しかけ離れています。
確かに、少し精神的に落ち込んだ方々のお話を伺うことはありますが、
それでも、例えば、介護職や障がい者支援等のような福祉の仕事とは、
全く別のものです。
私が、クリエイター育成協会での障がい者支援の準備を始めるにあたり、
先ず一番に、障がい者の方々が、どのように社会で活動されているのかを、
実際にみたいと思いました。
すると、グッドタイミングで、
2月に「アビリンピック」が行われるということで、見学に行きました。
アビリンピックは、障害のある方々が、日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々に障害のある方々に対する理解と認識を深めてもらい、その雇用の促進を図ることを目的として開催しています。
https://www.jeed.or.jp/disability/activity/abilympics/about.html
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構ホームページより
私たちの仕事柄、やはりDTP制作と、サイト制作をメインに回りましたが、
他にも、箱を作ったり、掃除をしたり、喫茶サービス、在庫管理等、様々な種目で、
たくさんの方々が競っておられました。
正直言いまして、
実は、アビリンピックに行ったことで、私は目から鱗でした。
というのも、私自身が障がい者に偏見や先入観を持っていたからです。
「障がい者さんも普通に何でも出来るんだなぁ〜」と、ただただそう思いました。
そして、
障がい者さんの頑張りにとても感動したのを、今でも鮮明に覚えています。
その感動は、私の人生で一二を争うぐらいの貴重な経験でした。
関連施設の見学
アビリンピックの見学に行って、
私は、自分自身の知識のなさや愚かさについて、気づかされました。
障がい者に対する知識のなさや、障がい者とのふれあいが少ないこと等により、
偏見を持ってしまっていたのです。
私自身が、そうして偏見を持ってしまっていたことが、
本当に恐ろしいことだと感じました。
さて、アビリンピックの見学に行って以来、
私は、障がい者に関連する府や市役所の方々にも会いましたし、
現在障がい者就労移行支援をされている施設の見学と情報収集にも参りました。
京都や大阪にある大手企業の特例子会社にも見学に行かせていただきました。
行けば行くほど、障がい者は普通の方々だなと思いました。
少し何か不得意があるだけ。それだけなんだと。
健常者でも、出来ないことや苦手なこと、たくさんあります。
それと同じなのではないかなと思うようになりました。
ブログでも何度か同じようなことを書かせていただいておりますが、
どんな方でも、
出来る出来ないの判断がくだされるのは、経験してからです。
「やったことがないから出来ない」というのではなく、
「不安だからやらない」というのでもなく、
何でも一度やってみることが、一番重要です。
そして、
経験することで、人生というお花畑に、お花が一本一本増えていくんだと思います。
関連施設の見学に行かせていただいて、一番感じたことは、
技術的なスキルよりも、社会的なスキルの育成が重要であることです。
経験も社会的スキルの一環だと考えています。
私自身も、この事業を準備している中で、
こうして、障害者の方々の活動を見て、関連施設等の見学に行ったり、
お話を伺うという経験が、私自身を成長させてくれますし、
お花の一本一本として、お花畑を色とりどりにしてくれているのだと、
満ちた気持ちで一杯です。
終わりに・・・
私たち、クリエイター育成協会では、
現在、健常者様に対する実践的技術的サポートを
メインとしてさせていただいておりますので、
今後、障害者就労支援事業に対しても、その技術的サポートの強みは変わりません。
むしろ、私たちの活動が、強化されると思っています。
そしてその技術的サポートに、これからは、
社会的スキルのサポートをプラスして、
現在、障害者就労支援事業を準備しております。
今までも、これからも、福祉という面で言えば、
クリエイター育成協会に関わる全ての人々が、
共に助け合い、笑顔で働ける就労環境を、
今後も、育んでいきたいと考えております。
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