「やりたいこと」と「出来ること」
おはようございます。
クリエイター育成協会、福祉担当ハヤシです。
先週は、少し難しいお話をさせて頂きましたが、
今週は、仕事についてお話しさせて頂きます。
さて、クリエイター育成協会では、
WebデザインやDTPデザインを仕事にしたいけど、
スキルが伴わなくて、不安だったり、
実績がなくて就職活動しても採用して貰えず、
自信をなくされる方もおられます。
そのような方々に、インターンとしてクリエイター育成協会に来て頂き、
実際に受注している制作のお仕事に携わって頂くというシステムがございます。
デザイナーを目指す方々が、スキルサポートを受けることの出来る場です。
最近では、クリエイター育成協会のインターン制度の認知度も上がり、
ありがたいことに、たくさんの方が利用されています。
出来ることじゃなくて、やりたいのはどっち？
さて、私ハヤシは、インターン生に、必ず聞くことがあります。
それは、
「デザインやりたいの？コーディングやりたいの？」です。
一度目は、その質問だけに答えてもらいます。
が、その後、私は付け加えます。
「じゃあ、出来ることじゃなくて、やりたいのはどっち？」と。
すると、さっき答えた答えと、やはり変わる場合があります。
例えば、最初は「コーディングかなぁ〜」っと答えていた人が、
出来ることじゃなくてやりたいことだよ？って聞いた後には、
「デザインだけど・・・」っとなる場合があります。
確かに、サイト制作では、
プログラム、HTML&CSS、jQuery、Javascript等と、デザインでは、
作業が全く違います。
学べば学ぶほど、自分自身はどちらを仕事としようかと考えてしまいます。
どちらも能力が伴えば、まったく悩まなくても良いんだけど
やはり、サイト制作等を学び始めた頃というのは、
「お金をもらえる能力はどちらだろうか」と考えてしまうのは当たり前のことです。
自分の能力は、報酬をもらえる能力
さて、
仕事として「出来ること」と「やりたいこと」で、悩む理由・・・、
それは、
自分の能力は、報酬をもらえる能力だろうか？という点です。
私自身もそうでしたが、
「デザインのセンスは、芸術大学とか出ていないと認められない」と
思い込んでいる方も多いです。
思い込みというのは、恐ろしいもので、
自分自身の行動を抑制してしまうこともあります。
「デザインのセンスがないから、コーディングを仕事にしよう！」
なんて傾向もあります。
でも、よくよく考えると、実際にやりたいことは、「デザイン」だったりする。
「そういう場合どうしたら良いのだろう？」って思いませんか？
デザインも、最初から「これだっ！」っていうデザインが出来る人はいないんです。
お客様から依頼を受けるデザインというのは、正解はお客様にあるのであって、
個性的でステキなデザインをしたからと言って、
それが正解という訳ではありません。
デザインも、日々勉強ですし、
更に言えば、
お客様から、正解のデザインを聞き出すコミュニケーション能力が、
とても重要でもあります。
ですので・・・、
「センスがないから、デザインは知識だけ持っておいて、
コーディングや、プログラムを仕事にします。」なんていう、
やる前から、あきらめモードの発言はしなくても良いと思います。
デザインもコーディングやプログラムも、どんなお仕事でも「経験」です。
数々経験を積み重ねていかないと、
お客様が持っている正解のデザインにたどりつくことはできません。
「やりたいこと」と「出来ること」が、まだ今は、違うかもしれませんが、
一度、何事もチャレンジしてみるのが良いと思います。
自分自身は、センスがないと思っているかもしれませんが、
世界中のどこかにいる人には、ヒットするデザインかもしれませんよね。
芸術的センスは、やはり、たとえ、お客様が答えであっても、
些細な部分で作り手のセンスが関係してきます。
自分自身の芸術的センスを信じることから初めて見ましょう。
「やりたかったら、やってみる！」
デザイン能力も、しっかり、経験を積み重ね、
知識として身につけることが出来るので、
「自分自身の学ぶ力」と、「学ぶ場」さえあれば、
しっかり、デザイナーになる道はあると思います。
「能力がないからと、やりたいのにやらない・・・」だと、
いっこうに、開ける道はないですよ。
さて、みなさんは「やりたいこと」「出来ること」どちらを選びますか？
——————————————————————————–
本日の更新者：
ハヤシ
●CRA（NPO法人クリエイター育成協会）のホームページはこちら
●Facebookページはこちら
