セミナーレポート『失敗しないホームページ・リニューアルセミナー』 Vol.3
【こちらの記事は、約5分程でお読みいただけます】
おはようございます!猛暑が続きますが、体調管理は大丈夫ですか??冷房に頼っていると、いざ外に出たときとの温度差で体調を崩してしまいがちです。この時期、あえて冷えさせすぎず、また、夜はしっかりお風呂に浸かるなどして汗をかきながら疲れを取って、身体をケアしてくださいね。
本日は、「失敗しないホームページ・リニューアルセミナー」のセミナーレポート 第三弾です。いよいよ、こちらのレポートも今回で最後となります。
過去記事もこちらからお読みになれます。順を追って、ご覧ください。
第一弾:「Web業界における役職と立ち位置」、「講師が体験した失敗談の共有」
第二弾:「それぞれの失敗を洗い出す 〜 ワールドカフェ形式による意見交換とグルーピング」
それでは続きから、ご案内していきます。第四部:改めて「失敗」とは?
さて、皆さんから挙がってきた失敗談をベースにグループ分けをしたことにより、いくつかの課題の特徴が見えてきました。
もともと「思うように成果が出ない」のはなぜなのか?、として、以下の2つのケースには、それぞれ違う課題が生じているのです。①クライアントから言われたまましか作れないケース
=「制作スキル」において、失敗と感じている
②言われるままで不満足で終わるケース
=「コミュニケーション」において、失敗と感じている
これは、デザイナーであるあなたに限らず、ディレクションをする立場に少なからず立っている皆さんには、とても大事な2点です。作ることをせずにディレクションをしている人間は、現場の知恵・技術に応じた説得力が欠けてしまいますし、コミュニケーションを図らず陣頭指揮をとる人間は、他者の想いを汲み取れないまま、一人正しいと考えるちぐはぐな成果物をあげてしまうことになるからです。
こうした成果物=アウトプットでの失敗には、必ず、前の段階に原因があります。
自分自身と周りの他者、それぞれの「満足度」を上げるために必要なのは、【Web制作会社側の場合】
対 クライアントと
【クライアント側(自社のホームページを手掛ける側)の場合】
対 社内とWebサイト制作会社と
十分なヒアリング&コミュニケーションを行い、本当の課題を洗い出すことなのです。
チーム=「あかの他人の集合体」である
ここで、デザイナーとして、社内のプロジェクトやこれからの動きに悩む方へのアドバイスです。
チームとは、あかの他人の集合体です。
様々な考え方をもつ、その道のプロフェッショナルである人々が集まって形成をしているのが、プロジェクトになります。最初から、全てを自分の代役として、手中に収められるような敏腕ディレクターなどいません。それぞれが、各々持てるスキルを持ち寄って、そのスキルを買われることで(また、試されることで)一員としてアサインされます。ここで伝えるべきことは、次のスライドに集約しています。
ディレクターとは、「人」を管理する仕事ではなく「案件」を管理する役職になります。
自らのプロジェクトをすすめるために、無理に人に考えを押し通したり、納得をさせようとしても、それがデザイナーにとってのストレスや不安を生むきっかけになることもあります。今回、出てきた失敗談のなかで「人間関係」に関する意見も結構出てきました。そこには二通りの意見に分かれます。
①コミュニケーションをとろうとしなかった・されなかった、拒否した・拒否された
②そもそも、このプロジェクトにミスマッチだったどちらも、コミュニケーションをとらない・とれないまま、案件をすすめた結果です。こうした悩みが大なり小なり発生してくるでしょう。コミュニケーションほど、ややこしいものはない、と思う方もいるかもしれません。
しかし、その逆のケースとして、
③本気で課題解決に対して向き合ったなかで、衝突した
④けど、それをきっかけに次のステップにすすめたというような、双方のすれ違いを改善するために「意見を伝達しあう」=コミュニケーションを行う意志があるチームなら、案件とともに次のステップへ成長できるきっかけにもなるのです。
ワールドカフェ形式で意見交換した皆さんは、この話の直前に、意見の伝達し合いに関する有益性を体感しています。ワークを通して課題を解決するのではなく、『課題は自分の中にあり、自分で解決策を見い出せる』ということを教えるセミナーになったかと思います。
さて、全3回でしたが、失敗しないということを学ぶのではなく、いかに失敗を糧に次に活かせるか、未然に防ぐことができるか、ということを考えるセミナーをご紹介しました。
もし少しでも興味が湧かれた方は、次回開催時にぜひワークへお越しください^^
それでは、明日のブログもお楽しみに!【参考リンク】『失敗しないホームページ・リニューアルセミナー』の詳細はこちらです!是非一度、ブログの記事に興味を持たれた方は、ページの内容をご覧ください⇒
http://cra.jp/lp/seminar_website_renewal/