知っておくべきオンライン学習メディア4つと、教育コンセプトの違い
【こちらの記事は、約5分程でお読みいただけます。】
オンライン学習の普及と、教育の変革
今日は、普段忙しい私達にとって、いつでも気軽に学べる教育環境を提供している
「オンライン学習」というシステムについて紹介していきます。
オンライン=インターネットを通して「学び」を提供するこの方法は、
ネット環境の進化による通信速度の向上と大容量化、
さらにYoutubeやUstream、ツイキャス(TwitCasting)のような手軽な映像投稿・視聴プラットフォームが定着したことにより、現在爆発的に普及し始めています。
ネット環境を利用した教育、というと、日本でも古くは「自宅でも留学ができる」をコンセプトにした英会話スクールのNOVA、自社で通信衛星を飛ばしてオンライン学習を早期から可能にした東進ハイスクールなどが挙げられます。
ただし、当初は自社のコンテンツの一環であったため、契約をした人間だけが閲覧可能であり、まだまだ「オンライン」に抵抗のあるほとんどの層が受け入れがたい形であったといえます。
近年では、そうした「抵抗感」を拭う、ライトな使用感覚と明解な視聴契約により、
「オンライン学習」コンテンツを貯蓄して、様々な分野のカリキュラムを提供できる場を用意したサービスも、増えてきています。
その中でも、優良である「オンライン学習メディア」を提供する4社をご紹介します。
オンライン学習メディア 4サイトの特長と比較
●富士通ラーニングメディア eラーニング
http://www.knowledgewing.com/kw/e_l/e_course_index.html
古くから存在する学習メディアです。
Eラーニングコンテンツも260個を越え、自社の強みでもあるITILの学習範囲を中心に、コーチングやPM(プロジェクトマネージャー)といった上流工程のスキルも身につける事ができます。
特長として、Oracle社や日経ビジネスオンラインスクールの提供するコンテンツも視聴できることができ、法人企業にとっても魅力的な学習媒体を備えている点が挙げられます。
●放送大学
オンラインコンテンツを「大学」として提供することを早期に始め、学習手段における可能性を拡げた放送大学です。
世代・職業・地域は一切問わず、多分野に渉る学習を「テレビ」「ラジオ」上で可能にすることで、ネット以上に抵抗感をなくした授業を行えます。NHKの教育番組と近しい位置取りですね。教育の手軽さを世に広め、今では85,000人を超える生徒を抱えています。
大学、という言葉からもわかるように、義務教育でなく自ら意志を持って学習する場、それ故に「キャリアアップ」を目指す層や企業からも圧倒的な指示を受けています。
●schoo WEB-campus
IT層の若者から絶大な指示を受ける「インターネット総合学習メディア」、それがスクーです。
会員は60,000人にも上り、日々様々な分野の視聴を行うことができる会員制閲覧サイトです。
生放送で授業に参加することができる点や、全員が「着席」をすることでクラスルームを共有しているイメージになる、ソーシャルメディアで拡散・共有させることを目的とした作りを徹底しています。
手を出せなかった分野の学習に対する「入口」として活用が期待できるメディアです。
●マナビトオンライン
ここ1年でコンテンツの優良性から、市場で確実に成長を遂げつつある学習サイト、それがこちらのマナビトオンラインです。
スクーと違い、入口のハードルは若干高めですが、一つ一つのコンテンツがしっかりと作りこまれており、参考書を1冊購入するよりも安い価格で、1冊分の学習を行うことができる、家庭教師プログラムのような構成になっています。
学習分野もIT系の肝となるコンテンツが多く、従来のオンデマンドでは教えられなかった「質」が備わっているため、法人企業からの絶大な指示を得ているメディアです。
おわりに
いかがでしたか。
上記の4サイトは、私が特に注目をしているオンライン学習メディアをピックアップしましたが、
その教育における取組みや手法・コンセプトモデルは、4つとも全く違うものでした。
つまり、オンライン教育にも、幅広い選択手段があるということです。
気軽に始め、徐々に慣れて本格的に参入する、というのが私も含めた社会人の考え方ですが、
デジタルネイティブの世代以降、特に子供達は、すでにオンデマンドで学習することに、なんら抵抗感のない感覚を身につけています。
世界で教育の価値が変わっていく時代です。
オンデマンド教育に軸を置くサービスを、今一度チェックしておいても、損はありませんね。
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本日の更新者:
高田
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