ホームページを作る仕事に就きたい方に
先々週と先週と、二回に分けて、障害者支援施設について、
お話しさせていただきました。
今後も、随時、私たちの活動内容や、障害者支援施設設立準備について、
お話しさせていただきたいと思います。
今日は、Web制作への就職を考えるみなさまへのアドバイスを
少しさせていただきたいと思います。
「ホームページを作る仕事に就きたい!」と思っている方、
たくさんいると思います。
専門知識を身につけたからには、ホームページを作る仕事に就きたいですよね!
気持ち分かります!私もそうでした。
でも、「ホームページを作る仕事に就きたい!」という思いは、漠然としすぎて、
実現させるには、ほど遠い印象を受けてしまいます。
ですので、
今日は、その手がかりになるような、お話しさせていただきます。
漠然とした思い
では、「ホームページを作る仕事に就きたい!」と思っている方々、
ホームページを作るために、どういう役割をもつ人がいるか知ってますか?
また、
ホームページを作るためにどんな作業が必要か、知ってますか?
それを知らずに、
「ホームページを作る仕事に就きたい!」と漠然と思っていても、
なかなか的を絞れず、求人に応募する機会を逃してしまう可能性もあります。
ですので、しっかり、自分自身の適性を見極め、
「ホームページを作る仕事」につながるようにしていきましょう。
ホームページを作る人たち
営業
先ず、お客様として「ホームページを作りたいな」と思い、
一番に接触する人は「営業」。お客様との窓口です。
日々、お客様と接し、お客様の好みや情報を得る仕事です。
また、
お客様だけと接するのではありません。
日々アンテナを張りながら、お客様になり得る方々との接触も仕事になります。
新しい人との出会いや人と接することが好きな人や、
相手の思いや考え等を、敏感に察知できる人が、向いていると思います。
営業アシスタント
営業のサポーター。
営業が営業活動に専念できるように、
情報収集や営業資料の準備、電話対応や来客応対等を行います。
営業がお客様のニーズを察知し、
アシスタントは、そのニーズに応えられるような情報を収集し、
営業に、有益な情報を伝えます。
また、営業がお客様に提出する請求書や納品書等の作成もします。
電話応対やお客様対応等もありますので、ビジネスマナーも必要です。
請求書や納品書等の、間違いが許されない書類作成もしなくてはいけませんので、
慎重で、かつ正確な作業が出来る人、
また、営業の無理難題に答える瞬発力や機転がきく人が向いていると思います。
ディレクター
営業が、お客様から依頼されたホームページ制作を、
次に引き継ぐ人が「ディレクター」です。
ディレクターは、ホームページ制作の全体的な指揮官です。
スケジュール管理や予算内での人員配置や、品質管理の責任を一手に引き受けます。
お客様のホームページを作る目的や、イメージ等のヒアリングを行います。
具体的に、かつ正確に、お客様の声を聞き取る能力が必要になります。
サイトマップや、ラフ案、ワイヤーフレーム等を、お客様に見せて、
方向性を決めたりします。
お客様の目的と、これから作るホームページとをつなげる
二つのそうぞう力「創造力」と「想像力」のある人が向いていると思います。
又、
ディレクターは、
これからお話しする「デザイナー」や「コーダー」「プログラマー」などの、
実動部隊を統括する能力が必要です。
全体を見渡し、現状把握の出来る人、
又、一番重要ですが、信頼性のある兄貴分的な人が、向いているでしょう。
プランナー
プランナーは、文字通り「企画」や「設計図を作る」人です。
お客様の要望から、ターゲットや目的を設定します。
そこから、掲載する情報を整理し、コンテンツを企画します。
コンテンツに必要な素材や情報収集、原稿作成等を行う場合もあります。
豊かな発想力で、いろいろな可能性を考える頭の柔軟性のある方、
また、目的を見失わず、計画性を持って企画できる方に向いているでしょう。
※ ちなみに、プランナーは、ディレクターが兼任することも多いです。
デザイナー(ビジュアル)
さて、ディレクターやプランナーから、
お客様や、ホームページ制作に関する情報を指示され、
外観を作るのがデザイナーです。
プランナーが考えた企画やコンテンツを、
より見やすく、使いやすく、分かりやすいホームページをデザインします。
また、最新の技術やデザインを取り入れ、自分自身のスキルアップを、
常に心がけることが出来る人が求められます。
制作の納期をしっかり守り、
スピーディーにかつ繊細に、仕事をこなすことの出来る人、
発想力の豊かさや、お客様のニーズを敏感に察知できる人、
又、モノづくりが好きな人に向いています。
コーダー
デザイナーが、デザインしたものを、
ブラウザで見られるようにする作業をコーディングと言い、
コーディングをする人をコーダーと言います。
HTMLやCSS、Javascript、jQuery等でコーディングしていく。
またInternet Explorer、Firefox、safariなど、様々な異なるブラウザによって、
表示も変わるため、
同じように見えるように、CSSを細かく指定し、変えていきます。
最新の情報を仕入れ、対応していかないといけないコーダー。
最新の技術やコーディングを学び実践していく力が必要です。
黙々と仕事をしたい人、
コーディングが好きな人が向いていると思います。
指示されたデザインに目に見えて形になることに喜びを感じることの出来る人。
プログラマー
Webプログラムやデータベース等を駆使し、高機能なホームページを制作します。
また、ホームページで、
検索システムやアンケート・顧客情報登録システムなどを構築する人です。
PHP、Python、Rubyなどのプログラミングのスキルが必要になります。
コーダーと同じく、黙々と仕事をしたい人、
最先端の知識や技術を、学び、実践できる人が向いていると思います。
その他
・コピーライター
・システムエンジニア
・イラストレーター
などなど、他にもたくさんの人物が、一つの制作を完成へと導いています。
限りはありません。
様々な仕事があります。
また、今回は、このように分けましたが、小さい企業様ですと、
様々な兼任があります。
例えば、「営業と営業アシスタントの兼任」
「ディレクターとプランナーの兼任」や「デザイナーとコーダーの兼任」等です。
それぞれが思う「ホームページを作る仕事」
たくさんの人たちによって、作り上げられるWebサイト。
「ホームページを作る仕事に就きたい!」という漠然とした気持ちから、
発展しましたか?
あなたは、何の役割を担いたいですか?
あなたの思いが、「ホームページを作る○○○になりたい!」に変わっていれば、
より、明確になりたい仕事に近づくことが出来るでしょう。
「お客様と接して、お客様のニーズを聞き取りながら、制作に関わりたい!」
人も入るでしょうし、
「私の自慢のイラストで、サイトを飾りたい!」という人もいるでしょう。
また、
「ただただ黙々と、HTMLとCSSを巧みに使いながらサイトを作り上げたい!」とか、
「いろんな発想で、企画とかしてみたいな。」という人もおられるでしょう。
個人個人それぞれに、
それぞれの「ホームページを作る仕事に就きたい!」があるのだと思います。
また、
みなさんの個性や特性とも大きく関わってくる部分です。
自分自身の活かしていきたい性質を、しっかり見極めて、
ホームページを作る仕事に就いてくださいね。
終わりに・・・
今回は、ホームページを作っている人たちについて、お話しいたしました。
私が言いたいのは、
「ホームページを作る人たちの役割を詳細に紹介したい!」わけではなく、
「たくさんの人が関わって、ホームページを作っているんですよ」ということです。
ただ、漠然としたWeb業界で働きたい・・・等という理由で、
仕事を探してしまうと、長続きしない可能性もありますし、
仕事に就いてから「こんなはずじゃなかった」ということにもなりかねません。
また、面接では、そういう漠然とした気持ちが、面接官に伝わってしまい、
面接に合格する確率も少なくなります。
ですので、一度、自分自身の気持ちに向き合いながら、
ホームページを作る仕事に就きたいと思っている人は、
仕事を探してみてくださいね。
例えば、考え方を変えて、
「ホームページを作る会社で働きたい!」とか、発想の転換をしてみれば、
ホームページ制作に関わることの出来る仕事はたくさんあると思います。
ただ、「主要な役割をしないと意味がない!」のではなく、
「いろんな側面から、ホームページ制作に携わることも可能である」と思って、
就職活動をしてみてください。
採用してもらって、最初から、
主要な役割を担える人は、ほんの一握りの人間だと思ってくださいね。
ホームページ作りたい人、就職活動、頑張ってくださいね。
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