メディアでも話題沸騰!「インド式教育法」とは?
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みなさん初めまして!
小学生と幼稚園児の2人の子供を持つ在宅ワーカーママ、チャオハンです。
仕事に子育てに家事に…と日々忙しくしているうちに、今年も残すところ20日足らずとなりました^^;
1年ってほんとうにあっという間ですね。
さて、みなさんは、最近メディアでも取り上げられている『インド式教育法』についてご存知でしょうか?
世界の中でもインドは数学のレベルが高いことで知られていますね。
彼らの知能の高さは一体どこから来るのか、気になりませんか?
今回は、都内にあるインド系インターナショナルスクールに通っている我が子たちの教育を通して、私が感じたことをお話しさせていただこうと思います。
記憶力には「早期教育」が効果的
我が家の一人目の子供は、インターナショナルに入る前は4年制の私立幼稚園に通っていました。
その幼稚園では、漢字教育をはじめとする「早期教育」がとても盛んで、論語や千字文を暗誦したり、ことわざや俳句カルタ、百人一首などを授業に取り入れていました。
これだけを見ると、いかにも詰め込み教育で、子供たちも嫌々やらされているんだろう…と思われますよね。
でも、実際は、子供たちは勉強しているというよりも、楽しく遊んでいる感覚なのだそうです。
実際に、子供たちはとても楽しそうに、そして生き生きと授業に参加していました。
”常にテンポ良く、子供たちが飽きてしまわないよう工夫された授業が、勉強させられていると感じさせない秘訣なのかな”と授業を見た私は思いました。
約3年間この幼稚園に通っていた我が子は、その当時、古文や漢詩をスラスラ暗誦できていました。
数年経った今では、それらはすっかり忘れてしまいましたが、その代わりに、記憶力が抜群に良くなりました。
そもそも、早期教育の目的は「知能指数(IQ)の向上や脳の発達を促すこと」なので、その恩恵を十分に受けたと言えます。
論理的思考は目で見ることから
その後、インターナショナルスクールに転園してまず驚いたのが、日本の幼稚園の年長にあたる年齢から掛け算や割り算の考え方を遊びの中で教えることでした。
遊びながらという点や、早期教育という面では、最初に通っていた私立幼稚園と同じです。
何が違うかというと、日本の学校では九九や公式の意味をよく理解しないまま、とにかく覚えさせられますよね。
一応、なぜそうなるのかについての説明はあっても、最後には、「この公式は覚えておくように!」の一言で終わってしまうなんてことがありませんでしたか?
インド式では、小さなビーズのようなものを使って、それを碁盤の目のように窪みが縦横に並んでいるボードに並べたり移動させたりすることで、数についての理解を促します。
足し算や引き算、さらには掛け算や割り算にもこのビーズを使って、計算の仕組みを理解していきます。
こうした目で見て触ってといった五感から受け取った情報は、幼少期には特に記憶に定着しやすく、また、論理的に理解する習慣づくりに役立っていると考えられます。
反復は力なり
大抵のインド人は九九を20×20まで暗誦できるのをご存知でしたか?(もはや九九という呼び名自体がおかしくなりますが…)
我が子が九九を覚える過程を見ながら、それがなぜ可能なのかを理解しました。
ずばり、反復のお陰です。
日本では、小学校2年生で1の段から9の段まで全ての九九を覚えますよね。
インド式では、1年生から毎年段を増やして覚えていきます。
こうした反復は九九だけに留まらず、社会や理科などの他の教科でも、重要な内容は学年を越えて反復して学習するようです。
まさに、「反復は力なり」ですね。
最後に
我が子が通っているインターナショナルスクールでは、小学校1年生から年6回テスト週間があり、日本の中学生や高校生のようにテスト勉強をします。
学習の進度も日本の一般的な公立校に比べると格段に速いのですが、それでもインド本国からすると、学習内容が1年遅れていると言われています。
インド式は詰め込み教育であるのには間違い無いのですが、重要なのは、その詰め込む方法と過程ではないかと私は考えます。
日本のようにただ暗記するだけではなく、”「なぜ」を論理的に理解し、記憶に定着させること”こそが彼らの知能の高さを作り出している要因ではないでしょうか。
今年度から学校法人として認定されたのを機に学校の方へ日本人の方からの問い合わせが増えているのを見ても、みなさんがインド式に高い関心を持たれていることが良く分かります。
まだまだ語りつくすことのできない「インド式教育法」。
続きは、また次の機会にご紹介させていただきますね♪