CMS大阪夏祭り 2015に登壇してきました!
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こんにちは、NPO法人クリエイター育成協会の松野尾です。
イベント9月5日(土)にメビック扇町で開催され、大盛況に終わった「 CMS 大阪夏祭り2015 」の基調講演にて登壇させていただきました!
日本最大級の CMS コミュニティー合同イベントということで、WordPressや、最近話題のConcrete 5・国産CMSのa-blog CMSやBaser CMSなど、12のCMSが一同に会したこのイベント。
私も登壇させていただいた基調講演や、各CMSのブース出展やプレゼンテーションを楽しめたり、懇親会で各 CMSコミュニティーと親睦を深められるといった盛りだくさんな内容でした。
CMS大阪夏祭りを通して感じた、CMSとウェブ制作の現状
私自身は主にWordPressを業務で利用することが多いのですが、お客さんによっては別のCMSを利用されているケースもあり、実際 a-blog CMS や Movable Type に触れる機会もこれまで幾度もありました。今後はたくさんの CMS に触れる機会はあるのではないかと個人的には感じています。
また、CMS のほとんどがオープンソースなので、利用者のコミュニティーが発達しやすいのも特徴ではないでしょうか。
実際に WordPress や Concrete 5 は当団体の運営するコワーキングスペース coto でコミュニティー勉強会を開催していただいて、多くの方々が参加されています。
今回のCMSブースの運営も、ほとんどがコミュニティーメンバーによる運営でした。
いまやCMSはウェブ制作になくてはならない地位を確立したといっても過言ではないと思います。
当団体の Jimdo Cafe 京都メンバーも参加した Jimdo のブースもかなり盛り上がっており、 ASP 型の CMS の注目度もうかがい知ることもできました。
様々な CMS を見て思ったのは、それぞれに「個性」がある、ということ。
それぞれの個性を活かせるフィールドは違っていて、 CMS は「一択」の時代から、目的別に選ぶ時代なんだなと改めて認識させられました。
WordPress はブログシステムとして不動の地位を獲得し、メディア系サイトの制作において敵はなし。
Googleの評価に表示スピードが加わったことにより、静的なページ生成の需要もどんどん上がってきて、各 CMS もそういった機能やプラグインを実装しています。
そんな中で、もともと静的ページを生成するタイプの Movable Type は、近年落ち着いてはいるものの、エンタープライズ向けの CMS としての信用を勝ち得ています。
国産のa-blog CMS やConcrete 5 は、直感的なユーザーインターフェースは専門知識のない中小企業のウェブ担当者にはとても使いやすく設計されていますし、Joomla や Soy CMS などは、アプリケーションプラットフォームとして拡張性の高さや構築のしやすさを売りにしているものも。
いろんな軸で、幅の広がったCMS業界は今後もウェブ制作の下支えになっていくと思います。
各CMSのコミュニティーの熱気も感じ取れた一日でした。
ウェブ制作の要件を見える化するための「 フレームワーク 」
そんな熱気の中、僭越ながら「ウェブサイト制作要件を「見える化」する!中小企業のためのヒアリング術入門」という形で基調講演をさせていただきました。
簡単にいうと、要件を見える化するときに、「フレームワーク」を活用しましょう。という話。
中小企業や個人で商売をされている方々がウェブサイトを作る(リニューアルする)中で、真に私達に求められるものは、単なるウェブサイトの「仕組み」ではないということ。
そして、私達に求められているものを理解するためには依頼者のことを知る必要があります。
しかし、いざヒアリングしようとした時に、なんて聞いたら良いかわからない方も多いんではないでしょうか?
そんな時に私達が利用しているいくつかの「フレームワーク」やツールを紹介しています。
詳しい内容はスライドで→
スライドの中でフレームワークがどんなものなのかの詳しい説明や図は設けていないんですが、もし興味のある方は私達が昨年の11月に出版いたしました、
「デザイナーのためのプロの制作術が身につく Webディレクションの教科書」
で紹介されていますので、お買い求めいただければ幸いですw(←売り込み)
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