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障がい者に関する「マーク」正しくご存知ですか?

2015年11月02日前田
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おはようございます!

月曜日の福祉ブログ担当の前田です。

免許証を10年ほど前に取ったものの、ペーパードライバーを通し続け、ゴールド免許になった前田です。(よく、助手席には乗りたくないと言われます。)

車を運転する時や街中で、良く見かける標識。
皆さんは、正しく意味を理解されていますか?

今日は、一度は目にした事がある、障がい者に関する「マーク」について、いくつかご紹介したいと思います。

障害者のための国際シンボルマーク

障害者のための国際シンボルマーク

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街中で、一番見かける事が多い「車椅子マーク」ですが、正式には「障害者のための国際シンボルマーク」といいます。

障害者が利用できる建物、施設であることを明確に表すための世界共通のシンボルマークです。マークの使用については国際リハビリテーション協会の「使用指針」により定められています。
駐車場などでこのマークを見かけた場合には、障害者の利用への配慮について、御理解、御協力をお願いいたします。

【参照】内閣省より

このマークですが、あくまで障がい者を示す為のものではなく、障がいのある方に「配慮を促す為」のマークです。

また、車椅子の方しか対象でないと思われがちですが、正確には、上記にあるように、体に障がいのある(高齢者やケガ人、妊婦さんも含みます)全ての方を対象としています。

 

運転するときに付けるマーク

自動車を運転する際に表示するマークで、四つ葉のクローバーをモチーフにした身体障害者標識や蝶をモチーフにした聴覚障害者標識があります。
それぞれ聴覚障害、肢体不自由を理由に当該免許に条件がある運転者が表示します。
危険防止のためやむを得ない場合を除き、このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。

 

身体障害者標識

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肢体不自由であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークで、マークの表示については、努力義務となっています。

【参照】内閣省より

 

聴覚障害者標識

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聴覚障害であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークで、マークの表示については、義務となっています。

【参照】内閣省より

近年見かけるようになったマーク

ほじょ犬マーク

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身体障害者補助犬同伴の啓発のためのマークです。
身体障害者補助犬とは、盲導犬、介助犬、聴導犬のことを言います。
「身体障害者補助犬法」が施行され、現在では公共の施設や交通機関はもちろん、デパートやスーパー、ホテル、レストランなどの民間施設でも身体障害者補助犬が同伴できるようになりました。
補助犬はペットではありません。体の不自由な方の、体の一部となって働いています。社会のマナーもきちんと訓練されているし、衛生面でもきちんと管理されています。
このマークを見かけたり、補助犬を連れている方を見かけた場合は、理解、協力をしましょう。

【参照】内閣省より

厚生労働省のページに補助犬の詳しい情報がわかりやすく掲載されています。→詳細はこちら

 

「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマーク

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白杖を頭上50cm程度に掲げてSOSのシグナルを示している視覚に障害のある人を見かけたら、進んで声をかけて支援しようという「白杖SOSシグナル」運動の普及啓発シンボルマークです。
白杖によるSOSのシグナルを見かけたら、進んで声をかけ、困っていることなどを聞き、サポートをしてください。

【参照】内閣省より

実はこのマーク、1970年代に提唱されましたが、あまり普及しなかったものです。
白杖をあげていなかったら、「困っていない」ということではありません。
声をかけることは、勇気がいるかもしれませんが、配慮する気持ちは、忘れないようにしたいですね。

その他のマーク

国際的に認められた「標識」もありますが、その他にも一定の地域で浸透しつつある「マーク」もあります。

poster_B3

ヘルプマーク

義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動を呼びかけています。
主に東京都内で浸透しつつあります。

【参照】東京都福祉保健局より

おわりに

本日は、一度は、目にした事がある「マーク」についてご紹介しました。
皆さん、正しく認識されていましたでしょうか?

「マーク」の意味をきちんと理解していない為に、本来と違った使い方をしたり、いざという時に適切な対応ができなかったりとする事も多い様です。
また、配慮を促すものであり、義務ではないという事が一番難しい所だと思います。

まずは、正しく知る事から始められたらいいですね^^

 


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