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コワーキングスペースってなに?

2016年04月20日池田 真知子
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みなさまは『コワーキングスペース』というところがどういうところかご存知でしょうか。

設立した当初はまだ認知度も低く「そこ何するところ?」とよく聞かれました。

この4年のうちに多くのスペースがオープンしましたし、テレビでも”新しい働き方”のひとつの象徴として紹介されることが多くなり、今では結構ご存知の方も増えたかと思います。

とは言え、やはり業種や働き方によっては全然関わることが無い方も多いので、コワーキングスペースというところがどういうところが少しご紹介いたします。

『コワーキングスペース』とは

『コワーキングスペース』とは、英語にすると”Coworking space”と書きます。

これは、昔からある言葉ではなく、1999年ごろ一番最初にコワーキングスペースを作った”Bernie DeKoven”という方が作った造語になります。

語源は”co(一緒に)working(仕事する)space(場所)”です。

語源を知ると、ここが一体何をするところがわかりやすいですね。いろんな業種の方、特にフリーで活躍しているような方がひとつの空間でそれぞれの仕事をする中で、同じスペースにいる人同士で対人交流が生まれ、お互いの知識や技術を共有し協業することで、さらによいアイデアやビジネスを行うというようなところです。

使い方は人それぞれなので、みんながみんな対人交流協業を求めてるわけではない場合もありますが、コワーキングスペースにいる方は比較的社交性があり、「なにしてるんですか?」と話しかけたら友好的に接してくださる方が多いように思います。

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コワーキングスペースの発祥

コワーキングスペースの発祥は、アメリカのサンフランシスコだそうです。

サンフランシスコは近くにシリコンバレーがあり、多くの有名IT企業がひしめく街から車で50分弱のところにあります。アメリカの中ではとても近いですね。

なので、エンジニアやプログラマといった技術者がとても多い街と言われています。

そんな街で、IT系の技術者3名がひとつの家を借り、住居とオフィスを一体化したスペースを作り、そこを昼間開放して使っていたのがコワーキングスペースの始まりと言われています。

いろんな技術を持った人が集まり、お互いの技術を披露したりぶつけることで切磋琢磨しあいながらよいものを作り上げていったのでしょうね。

こういった動きは今のコワーキングスペースでもあります。

当コワーキングスペースでも、平日の昼間はさまざまな方が利用してくださり、時に交流が生まれ思いがけないつながりや縁が生まれたりします。また、平日の夕方以降や休日は勉強会やセミナー、カンファレンスで利用していただき、多くの方が集まって知識共有であったり披露が行われています。

そこでおもしろいアイデアが生まれ、実際に形になったり仕事になったりすることもあります。

技術があれば、一人でも問題ないのかもしれませんが一人でやるより他者と協業することで個人でも大きなプロジェクトができたりする。そんなところがコワーキングスペースの醍醐味ですね。

今ではフリーの方だけでなく、大企業の社員さんが内部だけでは生まれない刺激を得るためにコワーキングスペースを利用したり、また、主婦の方がみんなで集まってなにかの取り組みをする際に利用していただいたりしていて、活躍の場を広げています。

 

以前は興味はあっても何をするところがわからないので入りづらい印象を持たれていましたが、今ではカフェでも打ち合わせの代わりに、また図書館の代わりに利用していただいたりして、かなり敷居は下がったかと思います。

仕事だけでなく、ちょっと集中して本を読みたいなとか、趣味の編み物をしたいなという感じでも気軽に利用していただければと思います。そして、慣れてきたら周りの方と少しお話をしてください。もしかしたらそれがとてもよいご縁になるかもしれません。

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