2013年12月現在のデータから振り返る、Web業界関係者が考える『近いうちに習得したいスキル』の変遷
【こちらの記事は、約5分程でお読みいただけます。】
私達の提供しているコワーキングスペースでは、
「Web業界に入りたい」「今あるスキルをさらに伸ばしたい」と
多くの方がインターン生として学習に来られたり、
各種開催をするセミナーに参加できるような場を提供しています。
最近そこでセミナーを開催していて感じることなのですが、
●「WordPressを学びたい!」という方でWordPressセミナーに来られる方のほとんどが『未経験者』
であることに対し、
●「Jimdoを学びたい!」「concrete5を学びたい!」と別のCMSを学びに来られる方は、ほぼ『業界経験者』
だったりします。
これは世間的に「WordPress」がすでに一般化していることの表れですが、業界の方々はもうすでに興味がなくなってしまっているのでしょうか?
それでは希望スキルの変遷図を見てみましょう。
こちらは、Web業界関係者が考える『近いうちに習得したいスキル』の変遷を表にしたものです。
数値は雑誌:『Web Designing』さんの中で、定期的に調査を行い発表される人気記事「Webデザイナーズ白書」から抜粋させていただいたデータです。
本記事で利用しているデータは2013年3月と12月に統計で行われたものを並べた形になります。
現場に携わる方々が質問に答えて数値化された「これから身につけたい・学習したいスキル」だけに、非常に業界の流れを掴むのに有効な表と捉えています。
こうして確認をしてみると、
●「WordPress」の学習順位がやや下降した
ことがわかります。
これは「学習意欲が下がった」ということではなく、すでに「身につけた方が多い」という表れです。業界内では、すでにこの技術が広く一般的に普及されるようになった、ということですね。
それでは、逆に注目を集めたものは? というと、
●「JavaScript」が「HTML5」を抜いて1位
と2013年現在、この位置に来ています。
JSライブラリとして広く定着した「jQuery」はもちろんのこと、スマフォ・タブレット・ファブレット各種の対応としてのJSの有効活用性、また、Webアプリ制作においても、様々なモダンJSライブラリを駆使して制作されるようになりました。
今や、業界で「マークアップエンジニア」としてのスキルを高めるためには必須の知識といえることを、裏付けている数値ですね。
このような読み取りを、私共が4月から株式会社アイデムさんと共に開講しているWebスクールにて、授業の一環で行ったりもしました。
下記のホワイトボードに書かれた意見は、Web業界で働く人達ではなく、Web業界に「就職・転職を目指されている」皆さんの声となります。
多種多様な意見が飛び交い、非常にユニークな発想出しにも繋がりました。
ブログを読まれている皆さんの中には、様々な立場の方がいると思います。
いざ、自分がWebを勉強する際に、「次に学ぶのはこのスキルかな」と一考する参考にしていただければ幸いです ^^。
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本日の更新者:
高田
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