大学のヴィジュアル・アイデンティティ(VI)のガイドラインまとめ
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おはようございます!
本日は「ヴィジュアル・アイデンティティ(VI)」について説明したいと思います。
世の中にはたくさんの企業・団体のロゴがあります。
ロゴは、企業の固有性(コーポレート・アイデンティティ:CI)を表すものの中でも、企業が伝えたいイメージを効果的に表現できるものとして、「ヴィジュアル・アイデンティティ(以下VI)」とも呼ばれています。
だからこそ、企業のイメージを損なうような使い方をしてはいけないよう、VIには使用する際の規定である「ガイドライン」を制定しています。
ガイドラインを見ることで、デザイナーには、デザインの勉強になります。
今回は、VIのガイドラインがどこで入手できるのか、大学のロゴに限定して、ご紹介します。
東京大学
銀杏のマークの東京大学です。
「東大マーク表現規定」 ページ
http://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/b01_05_05_j.html
ロゴのバランスに関して、非常に厳しく規定されています。
また、印刷媒体で使用する際に、どこにロゴを置き、余白をどれくらい設置しなければならないか、まで厳密に決められています。
慶應義塾大学
ペンマークの慶應義塾大学です。
「慶應義塾VIガイドライン」 ページ
http://www.keio.ac.jp/ja/about_keio/vi/viguideline/index.html
慶應義塾大学ではシンボルである「ペンマーク」「エンブレム」「三色旗」それぞれの規定について、ガイドラインを整備しています。
非常にきっちりと書かれているので、慶應義塾というブランドを守り、受け継いでいくという強い意思が、ガイドラインからも伝わってきます。
立教学院
立教大学や、その付属学校を運営する立教学院のロゴは、その紫が印象的です。
「立教学院デザインガイド」ページ
http://www.rikkyogakuin.jp/profile/designguide/
特徴的なのは、学科の名前の文字組みまで、フォントが決められていることです。
このガイドラインを見なかったせいで、「全然違うフォントにしてしまった!」ということが、起きないようにしなければなりませんね。
明治大学
明治の「M」を表現したロゴデザインが有名です。
「VIマニュアル(抜粋版)」
https://www.meiji.ac.jp/koho/information/symbol/index.html
明治大学ではロゴのガイドラインだけではなく、公式キャラクターの「めいじろう」の使用ガイドラインも制定しています。
キャラクターのガイドラインもきちんと作っておくことで、ブランドをより堅固なものにしていくのだ、と感じさせます。
おわりに
今回は、各大学のVIのガイドラインを紹介しました。
私自身、デザイナーとしてロゴやキャラクター制作に携わったことはありませんが、ガイドラインを見ることで、デザイナーがどういう点を重視して制作をし、ブランドイメージを守るために、細いところまで決めている点が、デザインの参考になりました。
みなさんも、大学だけではなく、色々な企業のVIのガイドラインを参考にしてみてください!