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クリエイター1年生に伝えたい「デザイン以外の大切な事」とは?

2014年05月14日前田
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おはようございます!
クリエイター育成協会、「デザイン」担当の前田です。

クリエイター1年生に、学校では教えてくれない、
でも、現場に出たら必要となる事を、シリーズでお伝えする記事を書いています ^^。

 

本日は、「デザイン以外の大切な事」についてお話ししたいと思います。

 
クリエイターを目指す皆さんが、無事就職を決めて、WEBやDTPのデザイナーとして働き始めたとします。

では、「デザイナー」というと、デザインのお仕事だけしていればいいのでしょうか?
そうではありません。

例えば、WEB制作に就いた場合、ざっくり下記の様な流れになってきます。

1)案件定義(ヒアリング)

事前に、サイトの目的と予備知識(現状把握、競合調査、モチベーション)を知る必要があり、その上で、クライアントとの意識の共有が不可欠です。

できる限り、クライアントと対面して情報交換、共有を行いましょう。

最近では、電話や、メール、SNSでのやりとりが多くなってきていますが、
直接、対面することで、クライアントの話し方、持ち物、状況など、さまざまな事を読み取り、得ることができます。

ここで、きちんとヒアリング=クライアントを知る事で、以降の過程で意識のズレを防ぐことができます。
 

2)情報収集・調査

情報収集により、ユーザー属性を導き出します。

ユーザー像の趣味・嗜好を調査し、ユーザーが求める情報提供がどうすれば可能か考えます。
また、現行サイトや競合サイトを把握、分析し問題点や優勢点を列挙し、サイト制作に役立てましょう。
 

3)企画

考えることから、始めましょう。
ブレインストーミングなどにより企画の素案となる情報を精査整理し、形にしていきます。
企画書のポイントは細かく・正確に。
サイトマップや工程表を明確にし資料作成した上で、プレゼンテーションできるよう、準備しましょう。
 

4)制作

さて、ここまで来て、やっと実制作です。
細かく分けると以下の通りとなります。

1)デザインラフ

2)デザイン

3)校正・修正

4)完成及び調整
 

5)検証・テスト

最後の大事な作業、運用前の確認作業です。
主に、ブラウザの表示テスト、プログラムテスト、第三者チェックなどを行います。

以上が、大きな流れになります。
実際にデザインをするのは、工程の「一部分」にすぎないのですね。

 

では、どの工程においても、一番大事な事は何でしょう?

それは、「コミュニケーション能力」です。

 

クライアントとのやりとりだけでなく、社内でもざまざまなコミュニケーションが必要になってきます。決して、一人で仕事をする事はありません。

もちろん、「デザイン力」「技術力」はとても重要ですし、常にアンテナを張り、技術を向上させていくことが必要です。

ただ、どんなお仕事でも、人と人との繋がりがあって、初めて成り立つものです。

クリエイター1年生の皆さんには、どんどん色々な方と出会い、さまざまな経験をし、糧にしていってほしいと思います。

 

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本日の更新者:前田

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