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就職活動〜面接のコツ < 本番編 >

2014年06月09日cra
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先週、近畿地方も梅雨入りしました。
この湿気と暑さに、今年の夏も、耐えられるでしょうか。

さて、先週の「就職活動〜面接のコツ < 準備編 > 」に引き続き、
今週は「就職活動〜面接のコツ < 本番編 > 」です。

先週は、仕事の探し方、履歴書/職務経歴書の書き方等をお話いたしました。

今週は、面接の本番に向けての準備から、面接での対応について、
お話ししたいと思います。

履歴書と職務経歴書を提出し、書類審査をクリアーし、面接になりました。
とても緊張するし、不安な気持ちもあると思います。

そんな不安感や緊張感対策のためにも、しっかり一つ一つ準備を重ねましょう。

 

面接を受ける前に
提出書類に書いたことをちゃんと話せるようにしよう

先ず絶対に必要なことは、履歴書や職務経歴書に書いたことを、
スラスラと受け答えできるようにすることです。

書き言葉と、話し言葉は違います。

面接では、相当緊張しますから、
話し言葉で、自分の口から伝えられるようにしましょう。

そのためには、
目で読むのではなく、事前に声を出して、何度も読んでおくことをお勧めします。

履歴書の言葉を、話し言葉に変えた文章を考えてから、
何度も声に出して読んでおいた方が良いです。
誰かに聞かれたりすると、恥ずかしいと思いますので、
家で一人の時に、こっそり練習してくださいね。

また、履歴書や職務経歴書には書かずに、面接の時にだけ、
「実は、こういう経験もあります・・・」と、お話をするのも効果的です。

声を出して、たくさんシミュレーションをしておきましょう。

意外とですね、声に出して練習しておくと、
面接の時に、不安や緊張がなくなります。

 

面接当日の身だしなみ

 

身なりを、整える。

面接当日です。
当たり前ですが、「私服で来てください」と言われない限り、
スーツで、面接に挑みます。

ちなみに、
クリエイター業では「私服で来てください」と言われる場合もあります。

だからと言って、ユルいTシャツとダボっとしたジーパン等ではなく、
襟付きのシャツと、女性ならスカート、男性なら綿パン等が良いと思います。
ジーパンは、なるべくなら避けた方が良いでしょう。

靴もスニーカーよりは、
女性ならやや低めのヒールのあるもの、
男性なら、革靴やローファー、ビジネスシューズ等がよいでしょう。

さて、本題に戻りましょう。

スーツやシャツは、しわをのばす

スーツは、前日に、しわをのばしておきましょう。
シャツやブラウスは、アイロンをかけておいた方が良いでしょう。
形状記憶のシャツもありますが、
アイロンがかかっているか、いないかというのは、見たらすぐに分かります。

第一印象で、スーツとシャツには、
目がいきますので、きっちりしわをのばしておいてください。

選ぶ色でも、第一印象が変わる

また、第一印象という意味では、選ぶ色も関係してきます。

知性や誠実さをアピールしたければ、「ブルー系」
行動力や覇気をアピールしたければ、「レッド系」
社交的、親しみやすさをアピールするには、「イエロー系」

女性であれば、シャツの色を、
男性であれば、シャツやネクタイの色を、上記の色から選ぶと良いでしょう。
(※上記の色でも、あまり派手な色は避けてくださいね。)

明るく印象のいい髪型

次に、髪型ですが、
男性も女性も、前髪は短めで、しっかり顔が見える位の長さが良いです。
抽象的ですが「清潔感のある髪型」にしてください。

耳は出す方が、面接官に明るい印象を与えることが出来ます。

男性なら、ワックス等で、しっかり髪型をセットしましょう。
女性は、髪が長ければ、後ろでまとめてください。
短ければ、耳が見えるように、横の髪を耳に引っ掛けたり、ピンで留めたりすると、
明るく活発的な印象を与えることが出来ます。

きっちりした身なりをしても「プラスマイナス0(ゼロ)」

面接というのは、長くても30分くらいです。
その30分で、面接官は採用するかどうかを決めます。
逆に、面接を受ける側からすれば、30分だけで判断されてしまうのです。
面接の時に、履歴書や職務経歴書、言葉の表現などで、
自分自身を表現できるのは、1%もあるかないかでしょう。

だからこそ、身なりだけでマイナスをされるのは、もったいないことです。

『面接は清潔感のある、きっちりした外見をして、やっと「プラスマイナス0」。
スーツにシャツ、髪型をパシッとキメにキメても、プラスになることはない』
ということをしっかり自覚しましょう。

言うまでもなく、女性は、ナチュラルメイクで化粧してくださいね。

 

面接を受ける

さて、面接です。
今は夏ですが、冬ですと、コートとか着て行きますね。
コートは、寒いですが、企業内に入る前に脱いで、手にかけていきましょう。
又、携帯電話は当たり前ですが、オフにしてください。

緊張していると思いますが、その気持ちを打ち消すくらい、
絶えず、笑顔を忘れないでください。

受付での挨拶

先ず、受付の方に、
「本日○○時からの採用面接でお伺いしました○○と申します。
ご担当の△△様はいらっしゃいますか?」と、笑顔で挨拶いたしましょう。

社内に入ると、誰もが、あなたを見ています。
担当者でなくても、すれ違う方みなさんに、

笑顔で「こんにちは」と挨拶をしてください。

個室への案内の場合

受付の方に、「こちらでおまちください」と、部屋に通された場合、
座る席は、ドアに一番近い席です。

提出書類をカバンから出して、静かに待ちましょう。

カバンは、イスの背と自分の背中との間に置くか、
イスの横に置いてください。

面接官が入ってきたら、立ち上がり挨拶します。

担当者のいる個室への案内の場合

まず軽く3回、扉をノックします。
中から、「どうぞ」と言われてから、「失礼します。」と言って、入室します。
扉はしっかり向き直って、静かに閉めます。

面接官と対面

面接官に一礼し、
「○○と申します。本日はお忙しいところ面接していただきまして、
ありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します」と挨拶します。

提出書類を面接官に渡します。

渡す際の注意点としては、
面接官の前で、提出書類を封筒から出し、封筒の上に書類をおき、
面接官側に書類を向けてから、両手で手渡します。

その後、「どうぞおかけください」と面接官に言われてから、

「失礼いたします」と言って、着席します。

その後は、事前にシミュレーションしていたように、
笑顔で、面接官の質問に答えましょう。

面接官に質問されたら、
一呼吸おいて、緊張をほぐしたり、考える時間を確保するためにも、
「はい」と言ってから答えると、まだ落ち着くと思います。

目線は、うつむかず、ちゃんと目を見てお話をするか、
目を見ると緊張する人は、首元のネクタイや鼻頭を見るくらいで大丈夫です。

先週も言いましたが、
話し言葉では「御社」、書き言葉では「貴社」ですので、
言い間違いがないようにしてください。

又、自分のことを言う場合は「わたくしは・・・」と言う方が、丁寧に聞こえます。

面接官に、「最後に何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。
その場合、一つでも良いので、なにか質問を考えておくと、
「ほんとうに働きたい!」という前向きな気持ちが伝わります。

面接が終了

「では、これで面接を終わります。」と面接官に言われたら、

イスの横に立ち、
「この度は、このような機会を頂きまして、誠にありがとうございました。
どうぞご検討のほどよろしくお願いいたします。」とご挨拶します。

部屋のドアや社内入り口等で、
担当者に「失礼します」と言って、頭を下げお辞儀します。

ドアを静かに閉めて、退室します。

 

終わりに・・・

面接は「慣れ」

本当に、面接は「慣れ」もあると思います。
何度も何度も面接を受け、緊張することを繰り返して、
どんな質問が来ても、臨機応変に答えられるようになり、心も強くなります。

面接の回数をこなすと、
自分自身が想定していなかった質問を突然されるということもなくなり、
質問内容も、ある程度把握できると思いますので、
事前に、自分をアピールできるような答えを考えておき、
声に出して練習しておきましょう。

「不安」と「恐怖」で緊張する

面接の最中は、本当に緊張します。
なぜかと言うと「不安」と「恐怖」です。

「大丈夫かなぁ〜」
「自分自身を受け入れてもらえるかなぁ〜」
「又落ちたらどうしよう」
「面接官どんな人だろう?」

初対面の面接官に、自分自身を判断されるのですから、
不安と恐怖のあまり緊張するのは、当たり前だと思います。

就職活動を頑張っておられるみなさんは、

「採用してほしい!」「仕事が決まってほしい!」そういう熱い思いから、
「自分自身を少しでもアピールするぞ!」と焦りにも似た勢いを持ってしまいます。

それは面接に打ち勝つには、必要な意気込みですが、

あまりに思いが強いと、自分自身の気持ちにますます負荷がかかって、
緊張を拡大させてしまう場合もあります。

先にも言いましたが、
ありのままの自分自身を表現できるように、
事前に返答を考え、声に出して練習しておくことをお勧めします。

というわけで、

いかがでしたでしょうか。
本当に緊張する面接。

事前の準備が、緊張をほぐしてくれます。
「こんなに準備したんだから、大丈夫!」と自信を持って、頑張ってくださいね!

また、面接で受からなかったら、
自分自身がダメだったかのように、落ち込んでしまいますが、
「この会社は、私とはご縁がなかったのだな。」と思って、次に進んでください。

「どこかにあなたを求めている企業は、絶対にあります。」
自信を持って、前向きに頑張ってくださいね。

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