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ECとは何ぞや?

2014年03月06日cra
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【こちらの記事は、約5分程でお読みいただけます。】

はじめまして!クリエイター育成協会の鶴岡です。
2014年3月より当ブログでEコマース関連の記事を担当させて頂く事になりました。

とはいったものの、EコマースはおろかWEB制作自体初心者な僕です。

一体どういった記事を書いたら良いものか…。

そこで今回は、「そもそもEコマースとは何ぞや?」というところから
皆さまと一緒に学んでいこうと思います。

amazonだけがEコマースじゃない!

というわけでまず、Eコマースという言葉の意味から調べていきましょう。

インターネットで「Eコマース」と検索してみると、
次のような説明文がヒットしました。

エレクトロニックコマース / イーコマース

インターネットなどのネットワークを利用して、契約や決済などを行う取引形態。
ネットワークの種類や取引の内容を限定しない、包括的な意味を持つ言葉である。
従来から企業間の取引の一部はEDIなどの技術を使って電子化されていたが、
インターネットが一般消費者に普及するにつれて、
消費者を直接対象にした電子商取引サービスが急激に成長している。
(引用:IT用語辞典 e-Words)

「Eコマース」と聞いたとき、僕の頭に最初に浮かんでくるのは
「amazon」や「楽天」、「ZOZOTOWN」といったインターネット上で
ショッピングを行う事の出来るWEBサイトの数々でした。
この認識は全く誤ったものではないようです。

しかし、「ネットワークの種類や取引の内容を限定しない、
包括的な意味を持つ言葉である
」とあるように「Eコマース」という単語は、
どうやら僕がイメージしていたより
もっと広いサービス示している事がわかってきました。

それでは、Eコマースにはどのようなサービスがあるのでしょうか?

更に調べていくうちに、Eコマースは大きく3つに分けられる事が明らかになってきました。

EコマースのBとC

もともとEコマースとは「特定の企業間取引における電子データ交換や、
銀行間の電子資金移動を意味していた
」そうです(引用:wikipedia)。
つまり、かつては<企業⇔企業>間のインターネットを通じた取引を指して
「Eコマース」という単語を使用していたんですね。

「amazon」や「楽天」が登場するのは、
そこからインターネットが更に発達・普及したことで
<企業⇔消費者>間のやり取りが行われるようになってからです。

また、そのような<企業⇔消費者>間でのやり取りが普及していく一方で、
<消費者⇔消費者>間での取引が行われるようになりました。
「Yahooオークション」等でおなじみの
インターネットオークションサービスがこれに該当します。
こうした<消費者⇔消費者>間の取引も「Eコマース」に該当します。

以上の事を踏まえて<企業>を「Business」のB、
<消費者>を「Consumer」のCに置き換えることで、
Eコマースを大きく3つに分類する事が出来ます。

B to B (B2B)

「Business to Business」の略です。

<企業⇔企業>間で行われる取引を指し、
売り手と買い手がWebサイトなどを使ってオープンな取引を行う電子市場や、
これまで企業内で抱えていた業務をネットワークを通じて
アウトソーシングするASPなど
」が行われています
(引用:IT用語辞典 e-Words)。

B to C (B2C)

「Business to Consumer」の略です。

<企業⇔消費者>間の取引を指し、
Webサイトを介して消費者に製品やデジタルコンテンツを販売する電子商店」や
電子商店を多数集めて一元的なサービスを提供する、
電子商店街というビジネス形態
」、
その他に「インターネット上で人材派遣や製品売買の仲介を行うサービスや、
株式などの金融商品をインターネットを通じて売買するオンライントレードなど」
もこれに該当します(引用:IT用語辞典 e-Words)。

また「itunes」のような音楽のダウンロード販売や
「TSUTAYA DISCAS」のようなWEBサイトを通じた
DVD・CDの宅配レンタルサービス、
「Hulu」のような定額制の動画配信サービス等もこの「B to B」に分類されるようです。

C to C (C2C)

「Consumer to Consumer」の略です。

<消費者⇔消費者>間の取引を指し、
Webサイト上でオークションを行うオンラインオークションが代表的」です
(引用:IT用語辞典 e-Words)。

無料で誰でも通販サイトが運営できるサービス
「BASE」のようなものも登場しており、
より手軽に消費者同士でのやり取りが可能になってきています。

 

また、この3つの分類のほかに近年では
「B to B to C」という考え方もされるようになってきました。

「B to B to C」とは<Business to Business to Consumer>の略で
最終購買者である消費者の動向をマーケティングした上で、
自社の素材を活かせる会社へ提案を行う
」やり方を指しています
(引用:http://www.iad.co.jp/terms/btobtoc.html)

もしかしたら今後もインターネットが更に普及・発達していくことで
「Eコマース」の意味するサービスはより広く、
複雑になっていくかもしれないですね。

おわりに

というわけで今回は「Eコマース」とは何か?という
根本の部分から学んでいきました。

街中をちょっと散歩するだけでも実感するのですが、
スマートフォンの普及によってインターネットはより身近なものになりました。
その結果、「Eコマース」の市場は今後も更に成長することが見込まれています。

また、モバイル向けのEコマースサービス
「モバイルEC」が今後の市場の鍵になるとの見方もあるようです。

インターネットショッピングサービスはもちろん、
僕は定額制の動画配信サービスなんかも利用していて、
「Eコマース」というものが想像していた以上に身近なものである事を感じました。
また、そういったサービスがここ数年で身近あっという間に定着していったことで
私たちの生活のスタイルも大きく変化していったように思えます。

例えば、自分に関して言えば動画配信のサービスを利用するようになった事で
レンタルショップにあまり通わなくなったという事があります。

「Eコマース」にはまだまだ多くのチャンスがあり、
またその成長に伴って僕たちの生活をより便利な
新しい形態のものへと導いてくれる、そんな予感がしました。

このような感じでこれから週1回のペースになりますが、
当ブログ「Eコマース」を担当させて頂きます。

これから宜しくお願いします。

 

参考
・Wikipedia『電子商取引』
(http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E9%9B%BB%E5%AD%90%E5%95%86%E5%8F%96%E5%BC%95
)
・Wikipedia『ECサイト』
(http://ja.wikipedia.org/wiki/EC%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88)
・IT用語辞典 e-Words『EC』
(http://e-words.jp/w/EC.html)
・kotobank『EC』
(http://kotobank.jp/word/EC)
・株式会社アイアンドディー マーケティング用語集『B to B to C』
(http://www.iad.co.jp/terms/btobtoc.html)

 

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本日の更新者:
鶴岡

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